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ゴルフ百科事典

グリーン性能・グリーンスピード

同じコースでも、夏と冬でグリーンの転がりはどう変わる?

夏だから必ず遅く、冬だから必ず速いとは言えません。同じコースでも、芝が寒地型か暖地型か、その時期の生育量、表面水分、刈高や刈込み・ローリングなどの管理で転がりは変わります。ベントなどの寒地型芝は真夏の保護管理で遅くなることがあり、高麗やバミューダなどの暖地型芝は夏の旺盛な生育で速さを維持しにくいことがあります。冬でも、休眠して乾いた芝面なら速く感じる場合があります。

季節そのものより、「芝が今どう育っているか」と「その状態に合わせてどう管理されているか」を見るのが基本です。

ベントなどの寒地型芝は涼しい時期に生育しやすく、真夏は暑さから芝を守るために散水を増やしたり、刈高を少し上げたり、刈込みやローリングを減らしたりすることがあります。その結果、夏は表面が柔らかくなり、転がりが遅くなる場合があります。

一方、高麗やバミューダなどの暖地型芝は暑い時期に生育が旺盛です。芝が健康でも、葉の伸びが速いほど高速の状態を維持しにくくなることがあります。低温期は生育が鈍り、休眠すると色や傷からの回復力は落ちますが、乾いて締まった条件では夏より速く感じる場合もあります。休眠しているから速い方が良い、という意味ではありません。

また、雨、朝露、高い湿度、散水後などで表面水分が増えると、季節に関係なくボールへの抵抗が増えて遅くなりやすくなります。逆に乾いた条件では転がりが伸びることがあります。刈込みやローリングの有無でも、その日の速さは変わります。

実際に判断するときは、まず芝が寒地型か暖地型かを確認し、次に表面が濡れているか、雨や朝露が残っているか、芝が旺盛に伸びている時期か、直近でどんな管理が入っているかを見ます。スタート前は練習グリーンを有力な目安にし、スタート後は実際にプレーしたパットの停止位置を見ながら微調整します。

「夏は何フィート遅い」「冬は必ず速い」という固定の補正は使えません。同じコースでも、芝種、天候、水分、管理が変われば、夏と冬の関係が逆になることもあります。

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