グリーンモアの 刃合わせが ずれると、 芝の 切れ方は どう 変わる?
芝刈り・リールモア
まず答え
リール刃とベッドナイフの平行や間隔が合っていないと、芝をきれいにせん断できず、ちぎれ・打撲・刈り残し・筋状のムラが出やすくなります。ただし強く当てれば良いわけではなく、過度な接触は機械を傷めるため、メーカー指定の軽い接触と全幅の切れ味確認が基本です。
詳しい解説
グリーン用のリールモアは、回転するリール刃と固定されたベッドナイフの間で芝をはさみ、はさみのようにせん断して刈ります。USGAは、この2つの刃を日常的に点検・調整し、良い切断品質を保つことが芝面の品質と芝の保護に重要だと説明しています。
刃合わせがずれると、切断品質は全幅で均一になりません。リールとベッドナイフが平行でなかったり、部分的に間隔が広すぎたりすると、葉先をきれいに切れず、ちぎれ・打撲・刈り残しや筋状のムラが出やすくなります。USGAは、プリズムゲージで葉先を拡大すると、肉眼では見えにくい tearing(ちぎれ)、bruising(打撲)、uneven cuts(不均一な刈り)を確認できるとしています。
一方で、「接触を強くすれば切れる」という考え方も安全ではありません。Toroの整備資料は、ベッドナイフをリールへ過度に締め付けると切断ユニットを傷めると注意し、機種ごとの指定方法で軽い接触を作り、紙を使って全幅で切れるか確認する手順を示しています。つまり重要なのは、強い接触ではなく、左右で均一な位置関係と鋭い刃です。
また、切れ方が悪い原因は刃合わせだけとは限りません。Toroは、刃の摩耗、リール軸受、ローラー、刈高、リール回転数、走行速度、サッチや柔らかい芝面なども切断品質へ影響するとしています。特に低い刈高ほど小さな設定差が結果へ出やすくなります。
実際の管理では、整備場で設定しただけで終わらせず、①リールとベッドナイフが全幅で平行か、②紙を全幅で均一に切れるか、③試し刈り後の葉先がきれいか、を確認します。切れ味が悪い時は、刃合わせだけを締め続けず、刃の研磨状態やローラー、刈高、芝面条件まで切り分けて見るのが基本です。