ゴルフ百科事典

ラフの芝種は、何を基準に選ぶ?

ラフ管理・芝種選択

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まず答え

気候だけでなく、求める、芝の密度と葉質、交通への強さ、水・肥料・刈込み量、球の見つけやすさと脱出しやすさまで見て選びます。プレーが少ない区域では、低管理で乾燥に強い草種へ替える選択もあります。

詳しい解説

ラフの選びでは、『その地域で育つか』だけでは十分ではありません。同じラフでも、フェアウェイ脇の一次ラフと、ほとんど球が入らない外側の区域では必要な性能が違います。前者はプレー性と交通耐性が重要で、後者は水や刈込みなど維持資源を減らせることが大きな価値になります。

芝の形もプレー性を変えます。USGAは、のように横方向へ絡む茎が多い草種はクラブヘッドへの抵抗が強くなりやすく、冷涼地の直立型の草種とは同じ刈高でも難しさが違うと説明しています。つまり、刈高だけでラフの難度を設計するのではなく、草種の葉質・茎の構造・密度まで見る必要があります。

管理資源も重要です。北部の低利用ラフでは、ファインフェスクや芝生型トールフェスクなど、比較的少ない投入で維持しやすい草種が選択肢になります。乾燥地域の二次ラフや自然化区域では、地域に適した在来草を使い、散水・施肥・刈込みを減らす事例もあります。一方、高い交通や日陰、排水不良など生育環境そのものに問題がある場合は、草種だけ替えても解決しません。

実務では、①地域の気温・降水、②日照と排水、③主なプレー季節、④目標刈高、⑤球の見つけやすさ・脱出難度、⑥カートや歩行交通、⑦水・肥料・農薬・刈込みに使える資源を整理して選びます。可能なら小区画で試し、実際のプレー性と管理量を確認してから広げる方が安全です。