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グリーンの土壌水分管理は、何を基準に決める?

散水・水管理/土壌水分

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まず答え

水分計の数値を全グリーン共通の目標にするのではなく、、根域、根の深さ、各グリーンの乾き方、芝の健康とプレー性能が両立する自コースの範囲を基準にします。現在の体積含水率に、予測蒸発散量、雨量、天候、散水履歴を重ねて判断します。

詳しい解説

グリーンの土壌水分管理では、「体積含水率が何%なら正解」という全国共通の数字はありません。USGAは、水分計の値は根域材、芝種、散水設備、生育環境、管理方法、使用する水分計などで変わるため、他コースの数値をそのまま目標にしないよう説明しています。

基本は、同じ機器と測定方法でデータを積み重ね、そのコースで芝の健康と望むプレー性能が両立する上限・下限を見つけることです。乾きすぎる地点だけでなく、湿りすぎる地点も確認します。飽和状態が続けば根の酸素不足や軟らかい表面につながるため、「多めに水を入れておけば安全」とは限りません。

測定の場所と回数も重要です。USGAは、代表値を得るには少なくとも1,000平方フィートあたり3〜4点程度の測定が一つの研究上の目安になると紹介していますが、実際の最適点数はグリーンのばらつきと管理目的で変わります。乾きやすい高所、湿りやすい低所、日陰などを含めて、自コースの特徴を把握します。

散水量を決める時は、現在の体積含水率だけでなく、その日の予測蒸発散量()、雨量、気温、風、日射、根の深さを重ねます。USGAが紹介する運用例でも、現在のVWCと予測ETを組み合わせて手散水量を変えています。

つまり水分管理の基準は単一の数値ではなく、「このグリーン、この季節、この測り方で、どの水分範囲なら芝が健康でプレー面も安定するか」という自コースの基準です。