子どもが 練習を 嫌がる 日でも、 続けさせた方が 上達する?
ジュニア・継続
まず答え
無理に続けさせれば上達が速くなるとは言えません。嫌がる理由を確認し、短時間にする、内容を選ばせる、休むなどの選択肢を残した方が、長く続ける意欲を守りやすいです。
詳しい解説
「嫌がる日でも練習を続けさせれば、ゴルフがより上達する」という直接の比較研究は確認できません。一方、子ども・若年者のスポーツでは、本人が自分で取り組んでいる感覚や楽しさが、継続と強く関係することが複数の一次研究で示されています。
若年アスリートを追跡した研究では、競技を続けた群は離脱した群より、自律性・有能感・周囲とのつながりの満足度が高く、親からの自律性支援や内発的動機も高い傾向がありました。別の1年間の追跡研究でも、スポーツを楽しんでいることや続けたいという意図は、その後の継続・離脱と関連していました。また、若年サッカー選手を3時点で追った研究では、指導者の自律性支援と統制的な関わり方が、心理的欲求を介して取り組みや離反と結びついています。
したがって、子どもが嫌がる日に毎回「やるか、やらないか」の二択にするより、まず理由を分けます。疲労や痛みがあるなら休む、単調で飽きているならゲーム形式にする、長時間が嫌なら10〜15分に短くする、内容への反発なら本人に練習を選ばせる、といった調整が考えられます。本人が一時的に面倒がっているだけなら、短い約束で始めてみる方法もあります。
重要なのは、1日の練習量を最大化することではなく、長期的にゴルフへ戻ってこられる状態を保つことです。ただし、これらの研究は主にスポーツ継続や動機づけを調べたもので、ゴルフ技能の上達速度を直接比較した研究ではありません。そのため「休ませた方が上達する」「嫌でも必ず続けさせた方が上達する」という固定ルールにはできません。