速度練習の 「スイング転移」って 何?
速度トレーニング
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まず答え
速度練習で得た速さが、練習用の軽い・重い器具だけで終わらず、通常のドライバーでもクラブヘッド速度や球の結果として現れることです。練習器具で速く振れたこと自体は転移の証明ではなく、普段のクラブで再測定します。
詳しい解説
速度練習では、軽い・重い練習器具や最大努力の素振りなど、通常のドライバーとは少し違う条件で速く動くことがあります。ここでいう「スイング転移」は、その練習条件で生まれた速さが、実際に使うドライバーのクラブヘッド速度やキャリーなどへ持ち越されることです。
重要なのは、練習器具の最高速度そのものを成果にしないことです。Hébert-Losierらは競技ゴルファー12人で加重クラブを使うウォームアップを調べ、直後の自分のドライバーではクラブヘッド速度が約2.6mph増えましたが、ボール初速は有意に増えず、その変化の多くは後のセットでは残りませんでした。Blissらの熟練ゴルファー13人の実験でも、スピードスティックを使う条件で通常のドライバーのクラブヘッド速度とキャリーが対照条件より増えましたが、ボール初速や総距離には差が確認されませんでした。
つまり、転移には段階があります。練習器具を速く振れる、通常クラブを速く振れる、その速さを良い打点でボール初速へ変えられる、実戦のキャリーや散らばりまで改善する、は同じ意味ではありません。前の段階が改善しても、次の段階が自動的に改善するとは限りません。
評価するときは、練習器具の速度とは別に、同じドライバー・同じ計測条件で複数球を打ち、クラブヘッド速度、ボール初速、打点、キャリー、散らばりを確認します。そこで繰り返し改善が出て初めて、練習した速さがゴルフのスイングへ転移したと判断しやすくなります。