ゴルフ百科事典

傷んだ芝の復旧|種まき・切り芝・踏圧対策の使い分け

芝・グリーンのまとめ

あとで読む保存した記事へ →

切り芝は張った日に緑の面になりますが、その日に通常プレーへ戻せるとは限りません。復旧は見た目の回復と、根が定着する過程を分けて考えます。

補修の前に、傷みの原因を止める必要があります。同じ場所へ交通や過湿が集中したままでは、新しい芝も同じ負担を受けます。

テーマのイメージ

芝種と使える時間から復旧方法を選ぶ

種まきと切り芝は、芝の増やし方と時期、面積、費用、利用再開までの時間で選びます。種子で増やせない品種には播種を選べません。

切り芝では持ち込む土と既存根域の相性も確認します。発芽を待たなくてよい一方、根付く期間と養生は必要です。

復旧方法の比較
方法利点準備・制約
既存芝の回復を待つ周囲と同じ芝を維持できる生育する季節と回復力が必要
種まき播種できる芝で材料費を抑えやすい発芽・被覆までの時間と新芽の保護
切り芝早く面として被覆できる根域との相性・搬入品質・定着養生
芝片・プラグなど栄養繁殖の芝で使える広がって面になるまでの管理

切り芝は、生きた材料として運ぶ

輸送と保管では、収穫からの時間、積み重なった内部の熱、乾燥、通風が品質へ関わります。遠距離かどうかだけで良否を決めません。

現場の施工準備を先に整え、到着時の異常な熱、黄化、臭い、乾燥を確認します。施工後も土との密着と水分管理を確かめ、単に敷き終わったことを復旧完了としません。

再開日は、根付きと利用負荷から決める

軽く引いても持ち上がらない、継ぎ目が安定する、散水頻度を下げても萎れにくいなど、定着の状態を確認します。グリーンには密度と滑らかさなど、さらに高いプレー性能が要ります。

濡れた軟らかい地面への交通は締固めとせん断を強めやすく、乾燥や低温で回復力が落ちた芝にも負担があります。通行の分散と制限を組み合わせ、再開後の傷みまで見て補修を評価します。