遠くから 運んだ 切り芝は、 到着までの 時間で 品質が 落ちる?
芝生産・切り芝
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まず答え
落ちます。切り芝は収穫後も生きているため、ロールやパレットに積まれたまま時間がたつと、乾燥だけでなく内部に熱がこもって傷むことがあります。輸送距離そのものより、収穫から施工までの時間、気温、通風、水分管理が重要です。
詳しい解説
切り芝は収穫した瞬間から品質が固定される材料ではありません。根を切られた後も呼吸を続ける生きた植物なので、施工までの時間が長くなるほど乾燥と熱の影響を受けやすくなります。
特にロール状やパレット積みでは、芝同士が重なって内部の熱が逃げにくくなります。Texas A&M AgriLifeは、芝を長くパレット上へ置くと『sod heating』と呼ばれる高温障害が起こり、葉の黄化やカビが見える場合があると説明しています。同資料は切り芝を生鮮品として扱い、収穫後できるだけ早く施工するよう勧めています。
Virginia Techの芝施工資料も、切り芝は腐敗しやすい生物材料で、収穫後8時間以内の施工を推奨し、すぐ施工できない場合は日陰へ置くこと、暑い日に長時間輸送する場合は通風できる覆いで乾燥と熱の蓄積を抑えることを案内しています。推奨時間は地域や芝種、気象条件で異なるため、全国共通の『何時間なら必ず安全』という線ではありません。
つまり問題は『遠くから来た芝だから悪い』ことではなく、収穫から施工までにどのような温度・水分・通風条件で何時間置かれたかです。長距離でも低温で迅速に運び、到着後すぐ施工できれば品質低下を抑えられます。逆に近距離でも真夏に積んだまま放置すれば傷むことがあります。
到着時には、異常な熱、黄化、腐敗臭、カビ、乾燥、芝片の崩れなどを確認し、施工後は速やかに土と密着させて十分に灌水するのが基本です。