ゴルフ百科事典

切り芝(ソッド)は、張ってからどれくらいでプレーに使えるようになる?

芝生産・種子・ソッド産業

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

固定の日数では決まりません。USGAは、新しく張ったソッドは根が下の土へ十分に張るまで数週間はプレーや交通を避けるのが基本としています。表面が緑でも、踏んでずれない程度に根付き、散水頻度を下げられ、芝が交通に耐えられる状態になってから段階的に使います。

詳しい解説

切り芝は、種から育てるより早く緑の面を作れますが、張った直後から通常どおりプレーできるわけではありません。ソッドの葉は最初から完成した芝に見えても、下の土へ根が伸びていない間は、やスイングでずれたり、乾燥しやすかったりします。

USGAは、新しく張ったソッドについて、定着初期は頻繁な散水が必要で、根が少ないため交通やプレーに対して不安定だと説明しています。そのため新しいソッド区域は『数週間』閉鎖し、十分に根付いてから使うことを勧めています。

プレー再開の目安は、カレンダーの日数より状態です。ソッドを軽く引いても簡単に持ち上がらない、継ぎ目が安定している、散水頻度を減らしても萎れにくい、通常の刈込みへ移行できる、といった定着の進み具合を確認します。根付き始めた直後は、最終目標より少し高いで使い始め、芝が強くなってから徐々に刈高を下げる方法もあります。

パッティンググリーンのように低い刈高と強い交通が求められる場所では、単なる『根付き』だけでなく、表面の密度・平滑さ・根の強さまで必要です。USGAは、新設グリーンでは見た目が良くても通常プレーの負荷に耐えられない場合があるため、開場日を先に固定せず、芝の成熟と天候を見て決めるべきだとしています。

したがって『張って○日で必ず使える』ではなく、一般区域ならまず数週間の定着期間を想定し、グリーンなど高い性能が必要な場所ではさらに長く見るのが安全です。最終判断は、季節、天候、根付き、利用強度を見て管理者が行います。