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傷んだ芝を早く復旧したいとき、種まきと切り芝はどう使い分ける?

芝補修・復旧

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まず答え

早く面を作って利用再開したいなら切り芝が有利です。種子で定着できる・品種なら、時間を確保して広い範囲を直す種まきも選べます。気温、芝種、損傷面積、予算、利用再開までの時間で選びます。

詳しい解説

種まきと切り芝は、どちらが常に優れているのではなく、復旧に使える時間と費用、芝が育つ季節、傷んだ範囲で使い分けます。

USGAは冬枯れからの復旧方法を、既存芝を回復させる、切り芝を張る、種をまく、という選択肢に分けています。切り芝は、すでに葉と根を持つ芝を面として移植するため、種まきより早く緑の表面を作れます。練習場などで利用再開を急ぐ場合、大きく傷んだ場所を切り芝で修復する方法も紹介されています。

ただし、切り芝は張った直後から通常プレーに耐えるわけではありません。USGAは、根付くまでは頻繁な散水が必要で、芝が動きやすく不安定なため、新しく張った場所を数週間閉鎖することがあると説明しています。また、切り芝には層も一緒に入るため、既存の根域と土質が大きく違うと水や養分の移動を妨げる層ができる場合があります。

ただし、種で増やせない品種には種まきを選べません。例えば、ハイブリッドバミューダグラスは種子ができないか、できても発芽能力を持たないため、切り芝・芝片・プラグなどで栄養繁殖させます。復旧方法を比べる前に、その芝種・品種に使える増やし方を確認します。

種まきが可能な芝では、種まきは材料費を抑えやすく、既存の土壌へ直接定着させやすい一方、発芽と被覆まで時間が必要です。低温など発芽に不利な時期や、利用が集中して新芽が踏まれる場所では復旧が遅れます。

したがって、早期再開を最優先する小〜中規模の損傷は切り芝、播種できる芝で時間を確保できる広い範囲や適温期の復旧は種まき、という考え方が基本です。最終的には芝種、季節、土壌、損傷程度、交通量を合わせて判断します。