ゴルフで いう 「状態自信」って 何?
競技心理・自信
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まず答え
状態自信は、「今この場面で、自分は必要なプレーをできそうだ」と感じる、その時点の自信です。固定した性格ではなく、練習か試合か、プレッシャーの強さ、直前の結果などで変わり得ます。
詳しい解説
スポーツ心理学でいう状態自信は、選手がその時点の競技状況で自分の遂行能力をどの程度信じているかという、一時的・状況依存の自信です。長期的な性格特性としての自信や、特定課題を遂行できるという自己効力感と重なる部分はありますが、同じ概念として扱う必要はありません。
ゴルフ研究では、Competitive State Anxiety Inventory-2(CSAI-2)などを使い、認知的不安・身体的不安と並んで、その場の自己信頼を測っています。経験豊富な男性ゴルファー12人を対象に、競争条件を変えながら同じパッティング課題を行った研究では、自己信頼の強さが高いほどパット成績が良いという正の関係がみられました。一方で、不安をどう受け止めるかという方向性の指標の方が成績の説明力は大きく、自信だけで結果が決まるわけではありませんでした。
別のエリートゴルファー研究でも、練習ラウンドと大会で認知的不安・身体的不安・自己信頼をその都度測定し、心拍数や唾液コルチゾールと合わせて競技時の心理生理状態を調べています。つまり状態自信は『自分は自信のある人間か』という固定評価ではなく、今の競技状況での自信として扱うのが適切です。
実用上は、状態自信が低いから技術が壊れている、高いから成功する、と単純には判断しません。番手、ライ、狙い、直前のミス、試合状況など条件と一緒に記録すると、自信の変化と実際の成績を切り分けやすくなります。