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3Dスイング解析の「胸郭前後傾」って何?

身体運動・3D解析

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まず答え

胸郭前後傾は、胸郭が前へ倒れる/後ろへ起きる向きの姿勢変化を表す3次元角度です。胸郭の回旋や側屈とは別の成分で、数値は座標系や回転順序によって変わるため、同じ計測方法で比較する必要があります。

詳しい解説

胸郭前後傾は、3Dスイング解析で胸郭セグメントの姿勢を表す成分の一つです。身体の長軸まわりの回旋、左右への側屈とは分けて、前方へ傾く・後方へ起きる方向の角度変化を表します。

前後傾は胸郭や骨盤の姿勢を表す成分の一つで、左右傾斜や長軸まわりの回旋とは分けて扱います。図は身体の前を右とした架空の側面投影で、ブロックは一部位の向きを表す記号です。二つのブロックは前後の傾きの例で、胸郭と骨盤を左右へ割り当てたものではありません。鉛直を実機の中立位やゼロ角度とはせず、各部位の基準、座標や回転順序を確認します。

熟練ゴルファー38人を調べた研究では、胸郭と骨盤の前後傾、側屈、回旋をダウンスイング全体で連続的に計測し、前後傾にも時間とともに変化する固有の運動パターンがあることが示されました。男女の熟練者でも、インパクト付近の角度や角速度に差が確認されています。

注意点は、胸郭前後傾の値が計測方法に依存することです。胸郭の3次元姿勢は三つの回転成分を順番に分解して求めるため、回転順序や座標系が違うと、同じスイングでも表示される前後傾角が変わる場合があります。したがって、別の機器や解析方式の数値をそのまま比較するのは危険です。

また、前後傾が大きいほど良い、インパクトで何度が正解、といった固定値は示されていません。胸郭前後傾は骨盤、側屈、回旋、腕やクラブの動きと同時に変化します。

実用上は、①前後傾の正負方向、②胸郭セグメントの定義、③座標系と回転順序、④どのスイング局面の値かを確認し、・球筋・他の胸郭運動と合わせて読みます。