ルーティング・方位設計
ゴルフコースで、ホールの向きを何度も変えるのはなぜ?
風・太陽・地形への向き合い方をホールごとに変え、18ホールに変化を作るためです。特に風の強い土地では、向きを変えることで追い風・向かい風・横風が混ざり、同じ距離でも要求されるショットが変わります。
ホールの向きを変えるのは、単に景色を変えるためではありません。ルーティングでは、地形を自然にたどりながら、卓越風、朝夕の低い太陽、移動の流れ、安全性などを組み合わせます。向きが変われば、同じ風でも追い風・向かい風・横風になり、同じ距離のホールでも使う番手や弾道、狙い方が変わります。設計者団体の資料でも、プレー性や管理の観点から太陽の向きと卓越風を考慮し、風向きを踏まえてホールを配置するとしています。
ただし「18ホールを均等に全方位へ向ける」のが正解ではありません。土地の尾根や谷、排水、敷地形状、クラブハウス位置などを優先すると、同じ方向のホールが続くこともあります。大切なのは方位を機械的に散らすことではなく、その土地に合う流れの中で、風・光・地形による変化をつくることです。
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