ゴルフ百科事典

ラウンド前の水分補給は、何のためにする?

ラウンド前・水分補給

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まず答え

スタート時点ですでに水分不足になっている状態を避けるためです。ゴルフでは軽い脱水でも距離、方向精度、距離判断が落ちた小規模研究があります。ただし、全員に共通する「開始前に何mL」という固定量は一次研究だけでは決められません。

詳しい解説

ラウンド前の水分補給の目的は、プレーが始まる前から水分不足の状態になっていることを避けることです。18ホールでは歩行時間が長く、気温や湿度によって発汗量も変わるため、スタート時の状態がその後の負担に影響します。

ゴルフに限定した一次研究では、低ハンデの7人が十分に水分を取った条件と、12時間の水分制限で軽く脱水した条件を比較しました。脱水条件では体重が平均1.5%減り、ショット距離、方向精度、目標までの距離判断が有意に悪化しました。小規模研究ですが、「軽い脱水ならゴルフには関係ない」とは言い切れない結果です。

一方、ラウンド前に飲めば飲むほど良いわけではありません。別の無作為化試験では、経験者が実験室での模擬ラウンド前と途中に炭水化物・カフェイン入り飲料を取ると一部のパッティング成績や覚醒感が改善しましたが、水分だけの効果ではなく、炭水化物とカフェインも含むため、その摂取量を一般的な水分補給の正解とは扱えません。

実用上は、固定の一律量より、暑さ、発汗量、ラウンド時間、食事や飲水状況などで必要量が変わると考えます。スタート直前に大量に飲んで帳尻を合わせるのではなく、普段の飲水を保ち、水分不足の兆候がある状態でスタートしないことが基本です。医療上の水分制限がある場合は、その指示を優先します。