リンクスコースは、 なぜ地面が 硬く 速くなりやすいの?
リンクス・地面条件
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まず答え
大きな理由は、リンクスランドに多い深い砂質土壌が水を通しやすく、表面が過度に湿って軟らかくなりにくいことです。さらに、少ない灌水や施肥、日当たり・風、芝の管理方針が重なると、ボールがよく跳ねて転がる「硬く速い」状態になりやすくなります。
詳しい解説
リンクスコースが硬く速くなりやすい最大の理由は、海沿いの砂質地盤です。
USGA Green Sectionがアイルランドのリンクスを調査した記事では、パークランドとの最大の違いとして土壌を挙げ、50〜100フィートもの厚い砂があることで、水が抜けやすく、締まったフェアウェイを作りやすいと説明しています。雨が降っても水分が地表付近に長く残りにくいため、粘土質の土壌より軟らかくなりにくいわけです。
ただし、砂だけで決まるわけではありません。リンクスでは樹木が少なく日光と風を受けやすいこと、必要以上に芝を濃い緑へ保つための窒素肥料を抑えること、灌水を控えめにすることなども、乾いて締まった状態を維持しやすくします。USGAは、窒素を増やして芝の成長と有機物が増えると、刈込み量が増え、表面も軟らかくなりやすいと説明しています。
その結果、ボールは着地して終わるのではなく、バウンドして長く転がりやすくなります。リンクスで低い球や転がしが有効になりやすいのは、この地面の性質が大きく関係しています。
一方、リンクスなら常に硬く速いわけではありません。長雨、過剰な散水、芝や有機物の量、車両交通、管理方法によっては軟らかくなります。『リンクス=必ず硬い』ではなく、砂質で排水性の高い土地と、乾いた状態を生かす管理が組み合わさることで、硬く速い条件が生まれやすいと考えるのが正確です。