ゴルフ百科事典

芝を低く刈りすぎると、なぜ弱りやすくなる?

刈込み・刈高

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まず答え

葉の面積が減って光合成できる量が小さくなり、芝が生育や回復に使えるエネルギーを確保しにくくなるためです。特に一度に大きく刈り下げるとの危険が増え、高温・乾燥・日陰・交通などのストレスとも重なりやすくなります。適正なは草種・品種・季節で異なります。

詳しい解説

芝を低く刈ると、見た目が整ったりグリーンの転がりが速くなったりする一方、芝が使える葉の面積は減ります。葉は光合成でエネルギーを作る場所なので、刈高を限界近くまで下げ続けると、根の維持や新しい葉の形成、傷んだ部分の回復に回せる余力が小さくなります。

USGAは、極端な低刈りでは光合成に使える葉面積が少なくなり、特に暑い時期には芝が急速に弱りやすいと説明しています。さらに病害、虫害、交通、乾燥、日陰、排水不良などへの耐性も落ちやすくなります。

葉面積を大きく失うと光合成に使える部分が減り、根の維持や損傷の回復に使う余力へ影響します。ただし適する刈高は芝種・品種や季節・光環境などで異なります。図は葉を単純化した面積比較で、刈高の推奨値や根量の変化を予測しません。

もう一つの問題は、一度に刈り下げ過ぎることです。長く伸びた芝を一気に短くすると、多くの葉身を失い、地面の凹凸では刃が芝の生長点付近まで削るスキャルピングも起きやすくなります。USGAのいわゆる「3分の1ルール」は、1回の刈込みで葉の長さの3分の1を大きく超えて取り除かないという、急激な負荷を避けるための目安です。

ただし「低く刈ること自体が悪い」わけではありません。クリーピングベントグラスやウルトラドワーフ・など、低刈りに適応した芝もあります。問題は、その草種・品種と季節、日照、温度、水分、利用量に対して低すぎる高さまで下げることです。速度を上げたい場合も、刈高だけを急に下げず、など別の手段と組み合わせて芝の反応を見ながら調整します。