芝管理で いう 「スキャルピング」とは?
刈込み・スキャルピング
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詳しい解説
スキャルピングは、芝を本来の管理高さより深く刈り込み、緑の葉だけでなく茎や生長点に近い部分まで削ってしまう状態です。刈った直後に芝面が黄褐色や茶色に見えたり、帯状・斑状に薄く見えたりします。
起こりやすいのは、伸びすぎた芝を一度に元の高さへ戻した時、刈高を急に下げた時、グリーンやフェアウェイの起伏で芝刈り機が沈み込んだ時、軟らかい・濡れた芝面を低い刈高で走った時などです。USGAは、芝面とベッドナイフのすき間が小さくなるほどスキャルピングの危険が高まり、傾斜や凹凸でも発生しやすいと説明しています。
強くスキャルピングすると、光合成に使える葉面積が急に減り、根の生育や芝密度の回復が遅れることがあります。傷んだ面は雑草が入りやすくなり、グリーンでは転がりの均一性も崩れます。そのため、伸びすぎた芝を戻す場合は一度に大きく切らず、数回に分けて刈高を下げるのが基本です。
ただし、暖地型芝のフェアウェイなどでは、生育期に古い茎葉を除くため意図的に強く低刈りする管理が行われることもあります。したがって「スキャルピング」という言葉は通常は望ましくない刈込み傷を指しますが、計画的な更新作業として意図的に使う場合とは分けて考えます。