ゴルフで いう 「突風」って 何? 平均風速と どう 違う?
空力・風
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詳しい解説
突風(ガスト)は、ずっと同じ強さで吹く風ではなく、短時間だけ風速が強くなる変動です。WMOは観測上の風速ガストを、観測期間内における3秒移動平均風速の最大値と定義しています。NOAA/NWSも、ピークと弱まりの間で風速が急に変化する現象としてgustを区別しています。
ゴルフで重要なのは、ボールに働く空気力が「地面に対するボール速度」ではなく「空気に対する相対速度」で決まることです。向かい風が一時的に強まれば、その瞬間の相対風速が増えて抗力などが変わり、横からの突風なら横方向のずれも増減します。風の影響を扱ったゴルフボール飛翔研究でも、風向・風速の違いを含めた自然風条件で3次元軌道が変化することが扱われています。
ただし「突風10m/sなら必ず何ヤードずれる」と固定することはできません。同じ突風でも、ボールが上昇中か下降中か、風向、ショットの高さ、球速、スピン、風が高度でどう変わるかによって結果は違います。平均風速が同じでも、風が一定なのか、強弱を繰り返しているのかは別の情報です。
実戦では、瞬間的な旗の動きだけでなく、数十秒ほど見て弱まりと強まりの幅を確認し、「平均の風」と「突風の上振れ」を分けて考える方が安全です。特に高い球や滞空時間の長いショットほど、飛行中に異なる風を受ける時間が長くなります。