ゴルフ百科事典

クラブフィッティングで試す本数が多すぎると、疲労や判断負荷で後半の比較が崩れる?

クラブフィッティング

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まず答え

崩れる可能性はあります。ただし「何本を超えるとダメ」というゴルフフィッティング固有の閾値は確認できません。身体やはスイング速度、注意、視線行動などを変え得るため、後半の試打を前半と同条件とみなさない方が安全です。

詳しい解説

クラブフィッティングで多くの候補を連続して打つと、後半の比較条件が前半とずれる可能性があります。原因はクラブそのものだけでなく、身体疲労、精神疲労、集中力の変化、ウォームアップの進行などが同時に起こるからです。

ゴルフ特異的な疲労を調べた研究では、少人数ではあるものの、疲労後にクラブヘッド速度が約2〜2.5%低下する関係が報告されています。また2025年の研究では、精神疲労と身体疲労の双方で、ゴルフ課題中の視線・持続的注意に変化が見られました。つまり、長い試打の後半では「同じ人が同じ条件で振っている」という前提が崩れることがあります。

一方で、これらの研究は「クラブを何本試したら比較不能になるか」を直接調べたものではありません。したがって、10本、20本など固定の上限を科学的に決める根拠はありません。また、休憩を入れた方が必ず良い結果になるとまでは断定できません。

実際のフィッティングでは、候補をむやみに増やすより、基準クラブを途中で再度打つ、短い休憩を入れる、同じ候補を前半と後半で打ち直す、ヘッドスピードやが基準から変わっていないか確認する方法が有効です。後半の数値が悪いときに、クラブ差なのか疲労差なのかを分けて判断しやすくなります。