ゴルフ百科事典

ゴルフの「覚醒水準」と「最適覚醒」は、どう違う?

メンタル・覚醒

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まず答え

は「今どれくらい心身が活性化しているか」を表す状態です。は、その覚醒が本人と課題にとって実行しやすい範囲にあるかという評価です。つまり、前者は現在の状態、後者はその状態が機能しているかを見る考え方です。

詳しい解説

覚醒水準と最適覚醒は、同じものではありません。

覚醒水準は、その時点で心身がどれくらい活性化しているかを表します。眠気に近い低い状態から、心拍や緊張感が高まった状態まで連続的に変わります。ゴルフ研究では、心拍数、コルチゾール、認知的不安、など複数の指標を使って競技時の活性化を捉えています。

一方の最適覚醒は、「どの程度の覚醒ならその人がその課題を実行しやすいか」という相対的な考え方です。覚醒水準そのものの測定値ではなく、今の状態が判断や動作にとって機能しているかを評価します。

PGA研修生15人を練習ラウンドと大会で比較した研究では、大会で心拍、コルチゾール、認知的不安、身体的不安が高まりましたが、それらの値だけでは成績を有意に予測できませんでした。また、経験のある男性ゴルファー12人のパッティング研究では、身体的不安の強さと成績は単純な直線関係ではなく曲線的でした。

さらに、熟練ゴルファー50人の研究では競技圧で不安や心拍が増えた一方、パット精度は改善しました。つまり、「覚醒が高い=最適ではない」とは言えません。同じ覚醒の高さでも、本人や課題によって結果が違います。

実戦では、心拍や緊張感を一定値へ合わせるより、普段の判断、狙い、、、開始方向などが保てているかを見ます。覚醒水準は現在地、最適覚醒はその現在地が自分に機能しているか、という違いで整理すると分かりやすくなります。