人と道具の相互作用/タイミング・速度
クラブが変わると、同じように振ってもスイングは変わる?
変わることがあります。クラブの重さ・慣性・シャフト特性が変わると、同じ感覚で振っても身体やクラブの動きが変化する場合があります。
ゴルファーはクラブを一定の機械のように振っているわけではなく、クラブの物理特性と身体の動きが相互に影響します。熟練者7人でドライバーのクラブ全体MOIを変えた研究では、MOIが大きい条件でヘッド速度が低下し、手首の屈曲速度や体幹の回旋・側屈速度も変わりました。
40人が硬さの異なるシャフトを打った研究でも、ヘッド速度への影響が出た人と出なかった人があり、ロフトやライにも変化が確認されています。グリップ側の質量を変えた別研究では、速度や打ち出しへの平均的な変化はあったものの、個人ごとの球筋や安定性の反応は一貫しませんでした。
「クラブだけが変わり、スイングは完全に同じ」とは考えにくい一方、動きが変わっただけで適合を判断することもできません。フィッティングでは、打点、速度、出球、散らばり、振りやすさを合わせて、仕様変更に対する本人の反応を見ます。
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