ゴルフ百科事典

技能が高いゴルファーほど、毎回の地面反力パターンのばらつきは小さい?

地面反力・再現性

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まず答え

その傾向はあります。104人のアマチュアを調べた研究では、高技能群ほど地面反力パターンのばらつきが小さい成分が多く、ドライバーでは5主成分中2成分、5番アイアンでは4成分で有意差がありました。ただし全成分で差が出たわけではなく、ばらつきを小さくすれば上達するという因果は示していません。

詳しい解説

地面反力は、足が地面から受ける力を上下・左右・前後の3方向で見ます。毎回まったく同じ波形になるわけではなく、同じゴルファーでもショットごとに多少のばらつきがあります。

Jones、Wallace、Ottoらは、アマチュア104人のドライバーと5番アイアンを計測し、3方向の地面反力波形を主成分分析で5つの代表成分に要約して、技能レベルと試行間ばらつきの関係を調べました。その結果、高技能群ほどばらつきが小さい傾向があり、ドライバーでは5成分中2成分、5番アイアンでは4成分で統計的に有意でした。残りの成分も同方向の傾向でしたが、有意差には達していません。

また、各選手の中でのばらつきは、選手どうしの差よりかなり小さく、ゴルファーごとに自分なりの地面反力パターンを比較的一貫して保っていました。つまり、上級者は『全員が同じ波形』なのではなく、自分のパターンをより安定して再現している可能性があります。

この研究は横断比較なので、地面反力の波形を意図的に固定すれば上達する、あるいは他人の波形へ近づければよいとは言えません。実用上は、絶対値をプロ平均へ寄せるより、同じ課題・同じクラブで自分の反力や大きさがどれくらい再現するかを、や球筋のばらつきと合わせて見る方が安全です。