ゴルフ百科事典

グリーンをローリングした効果は、一日中同じように続く?

ローリング・グリーンスピード/時間変化

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まず答え

いいえ。直後は転がり距離が伸びやすいですが、その効果は芝の生育、季節、日長、交通、表面状態などで時間とともに変わります。数時間から翌日まで残る例もありますが、固定した持続時間はなく、多くのグリーンは朝の刈込み・ローリング後から午後にかけて徐々に遅くなる傾向があります。

詳しい解説

ローリングはグリーン表面の細かな凹凸をならし、ボールの転がりを滑らかにして、で測る転がり距離を伸ばす管理です。ただし『朝ローラーをかければ夕方まで同じ速さ』という固定した効果ではありません。

ローリング直後と午後では芝や表面の状態が変わり、効果が同じ長さ続くとは限りません。必要な時間帯の状態を測り、追加作業は水分、気温、芝のストレスも見て判断します。

USGAは、ローリング直後には一般に6〜12インチ程度の転がり距離増加が見られ、条件によってはその効果が数時間続いたり、1〜2日程度の残効が見られたりする場合があると説明しています。どれくらい続くかは、季節、日長、芝の生育速度などで変わります。

時間とともに芝が伸びれば、葉がボールへ与える抵抗が増え、朝より転がりが短くなりやすくなります。USGAが選手権や日常管理で集めた測定でも、健康なグリーンは多くの場合、朝の刈込み・ローリング直後が最も速く、その後は午後へ向かって遅くなる傾向があります。さらに足跡、、芝面の反発、湿度や表面水分なども午後の転がりを変えます。

一方、乾燥が強く芝がしおれるような状態では、午後に転がりが伸びる場合もあります。しかしこれは芝の健康を損ねる条件なので、速さを得るために狙う状態ではありません。

したがってローリングの管理では、朝の直後の数値だけで一日を代表させず、必要なら一定時間後や午後にも測定します。大会などでは朝・昼・終了後のデータを比較し、翌日の刈込み、ローリング、水分管理を調整します。目的は瞬間的に最速にすることではなく、一日の中で狙った範囲の転がりをできるだけ安定させることです。