冬の バミューダグラスに ライグラスを オーバーシードすると、 春の 立ち上がりに 影響する?
オーバーシード・季節移行
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詳しい解説
バミューダグラスは寒くなると休眠して褐色になるため、暖地のゴルフ場では冬も緑色のプレー面を保つ目的でペレニアルライグラスなどをオーバーシードすることがあります。冬季の見た目やプレー性を補える一方、春にはライグラスからバミューダグラスへ戻す「トランジション」が必要です。
問題は、気温が上がってバミューダグラスが休眠から戻る時期にもライグラスが密に残ると、下層のバミューダへ届く光が減り、水分や養分も競合することです。USGAが紹介した休眠バミューダグラスの研究では、オーバーシード区は非オーバーシード区に比べて春のバミューダの出現が40〜50%低下しました。この数値は試験条件の結果で、すべてのコースへそのまま当てはまる固定値ではありません。
春の切り替えを助けるため、USGAはライグラスの刈高を徐々に下げて下のバミューダへ光を届ける、土壌水分を適切に保つ、ライグラスを過度に伸ばす窒素を避けながらバミューダの生育を促す、必要に応じて選択性除草剤を使うといった方法を挙げています。播種量を抑えたり、冬季に一部をオーバーシードしない設計も春の回復を早める選択肢です。
つまり、ライグラスのオーバーシードは「冬の品質を上げるほど常に得」ではありません。冬の緑色とプレー性を優先する利点と、春のバミューダ回復の遅れ、水・肥料・刈込み・除去作業の追加負担を比べて決めます。地域の春の気温、冬の利用量、芝の品種、春にいつバミューダへ戻したいかで適切な方法は変わります。