横風・狙い補正
横風では、ボールはどれくらい流される?
固定のヤード数では言えません。横風による横ズレは、風速・風向だけでなく、ボールが空中にいる時間、高さ、速度、スピンなどで変わります。高く長く飛ぶ球ほど風の影響を受ける時間が増えるため、一般に横へ流されやすくなります。
固定の換算表だけでは決められません。
横風が吹くと、ボールに対する空気の流れが斜めになり、飛行中の空気力にも横向きの成分が生まれます。そのため、同じ強さの横風でも、ドライバーの高い球と短いクラブの低い球では横ズレ量は同じになりません。
特に影響するのは、風の強さと向き、ボールの滞空時間、最高到達点、ボール速度、スピンです。高く上がって長く空中にいるショットは風にさらされる時間が長く、上空では地表付近より風が強いこともあるため、横へ流されやすくなります。突風や木・地形による風の変化があれば、ズレ量の不確実性も大きくなります。
大きさの一例として、タイトリスト(Titleist)の空力担当者は、時速20マイルの横風でツアー選手のティーショットが最大30ヤードほど横へ流される可能性を示しています。ただし、これは特定条件の例で、「時速20マイルなら30ヤード」という換算式ではありません。
実戦では「風速○なら○ヤード」という固定表より、自分の通常時のキャリーと弾道を基準に、旗だけでなく木の上部なども見て風向・風速を推定し、球の高さと滞空時間を考えて狙いを補正します。なお、横風で流される現象は、フェース向きやクラブパスなどで生じるフック・スライスの曲がりとは分けて考えるのが基本です。
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