芝草の 窒素施肥は、 何を 基準に 決める?
施肥・栄養/窒素
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詳しい解説
窒素は芝の生育に欠かせない養分ですが、必要量は「グリーンなら年間○kg」のように一律ではありません。芝種、生育期の長さ、交通量、刈高、回復させたい傷み、気温、水分、過去の施肥履歴によって変わります。
USGAは、クリーピングベントグラスとポアアニュアでは必要な窒素量が異なると説明しています。混在グリーンでは、どちらの芝を優先するかによっても施肥量が変わります。また、交通やボールマークからの回復需要が高い時は必要量が増えます。
一方、窒素を増やしすぎると、葉の伸びと刈草量が増え、刈込み負担が大きくなります。クリーピングベントグラスでは過剰窒素が有機物蓄積やポアアニュア侵入を助長し、プレー性能を落とす要因になり得るとUSGAは説明しています。
実務では、刈草量や芝の密度・回復速度を継続して見ながら、少量ずつ調整します。交通が減れば窒素量を減らせる場合もあります。葉色だけを濃くするために追加するのではなく、「今の芝が健康を保ち、必要な速度で回復するためにどれだけ成長が必要か」を基準にするのが基本です。リンやカリウムなど他の養分は土壌分析も使いますが、窒素は生育反応と需要を特に重視して管理します。