ゴルフ百科事典

ゴルフ場のペース管理は、前の組との間隔だけ見ればいい?

アウトサイドサービス・ペース管理

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まず答え

いいえ。前の組との間隔は重要な目安ですが、それだけではありません。競技では、ラウンド・特定ホール・1打ごとの基準時間、前組との位置関係、遅れが生じた事情、警告や計測の手順などを組み合わせて判断します。

詳しい解説

プレーのペースを管理するとき、前の組から何ホール空いたかだけを見ると判断を誤ることがあります。R&AとUSGAの委員会手続きでは、ペース・オブ・プレー方針に、ラウンド全体や一定区間、場合によっては1打ごとの最大時間を定めることができるとしています。

もう一つの基準が「アウト・オブ・ポジション」、つまり本来いるべき位置から遅れているかです。後続組については、前の組との間隔がスタート時の間隔以上に開いているかなどを使って判断できます。ただし、最初の組には前の組がいないため、基準時間そのものを見る必要があります。

遅れが見つかったからといって、直ちに同じ対応をするわけでもありません。R&Aのモデルローカルルールでは、長い規則裁定、球探し、アンプレヤブルなど直近の事情を確認したうえで、組全体または個々の選手を計測する手順を示しています。警告のや罰の段階も、競技委員会が事前に定める方針の一部です。

また、ペース改善はプレーヤーへの注意だけではありません。USGAの委員会手続きは、組人数を減らす、スタート間隔を広げる、スターターの空き時間を設けるといった運営方法も、ペースへ影響するとしています。

したがって実務では、「前の組との差」「基準時間」「その組に遅れの原因があるか」「コースや運営条件」の複数を見ます。マーシャルや競技委員が何を基準に注意・計測するかは、その施設や競技で定めた方針によって変わります。