ゴルフ百科事典

ラフは高く刈るほど、いつでも難しくなる?

ラフ・刈高/プレー性

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まず答え

必ずしもそうではありません。同じでも、密度、生育時期、水分でボールの沈み方とクラブ抵抗は変わります。特に生育が旺盛で密な時期は、低めの刈高でも難しくなることがあります。

詳しい解説

ラフの難しさは刈高だけでは決まりません。芝が何センチあるかに加えて、葉や茎の密度、芝種、生育の勢い、水分、ボールがどこまで沈むかで脱出条件が変わります。

同じ高さでも芝の密度や葉・茎の構造で、球の支え方とクラブへの抵抗は変わります。高さや密度だけでは難度を決められず、実際のボールライ、芝種、水分も確認します。図は芝種の識別図や、球の位置を予測する図ではありません。

USGAは、暖地型芝のラフでは季節によって同じ刈高でもプレー性が変わると説明しています。暑く湿った時期に芝が旺盛に伸びて密になると、比較的低い刈高でもボールが深く沈み、クラブへ強い抵抗がかかることがあります。一方、生育が鈍く芝が薄い時期は、より高くても同じ難しさになるとは限りません。

そのため、コース管理では『難しくしたいから高さを上げる』だけでなく、その季節の密度や回復力を見ながら刈高を決めます。ラフを低くすることでプレー時間やボール探索を改善できる場合もありますが、急に下げたり過度に低くすると芝を弱らせることがあります。

プレーヤー側も、ラフの高さだけでクラブ選択を決めるより、ボールがどれだけ沈んでいるか、芝が密か、濡れているか、順目・逆目かを確認する方が実戦的です。『高い=必ず難しい』ではなく、刈高はラフ難度を決める要素の一つです。