ゴルフ百科事典

コース管理の作業予定は、カレンダーどおり固定すればいい?

コース管理・作業計画

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まず答え

いいえ。刈込みや散水、更新作業は、芝の生育、天候、プレー量、競技日程、回復に必要な時間で優先順位と時期を動かします。予定を組むことは必要ですが、状態が合わない日に強行するより、作業の目的と回復条件を基準に前後させる方が安全です。

詳しい解説

コース管理では、作業日をあらかじめ決めておくことは重要です。人員、機械、薬剤、競技日程、予約状況を調整するには予定が必要だからです。ただし、芝は生き物なので、カレンダーだけで作業日を固定すると、回復しにくい条件で作業を強行することがあります。

USGAは、エアレーションやなどの更新作業は、芝が活発に生育して回復できる時期に行うことが重要だと説明しています。気温や地温が低く、生育が鈍い時期に同じ作業をすると、表面の乱れが長く残ることがあります。逆に競技前の準備では、開催日から逆算し、刈込み、、成長調整剤、病害予防などを数日から数週間単位で組み立てます。

日々の作業も同じです。グリーン刈込みのようにプレー前に終えたい作業がある一方、フェアウェイやラフの刈込み、散水、設備修理などは、芝の状態やプレーの流れを見ながら日中へ移すことがあります。プレーが多すぎて重要作業を安全・効率的に行えない場合は、短い作業時間帯を確保したり、保守日を設けたりする方法も使われます。

実務では、①固定してよい予定、②芝や天候を見て動かす予定、③緊急時に差し替える予定を分けておくと管理しやすくなります。つまり、良い作業計画は「予定どおり実行する表」ではなく、目的・回復条件・プレーへの影響を見ながら順序と時期を調整できる計画です。