ゴルフ場の 雑草は、 種類を 特定してから 対策する べき?
害虫・雑草管理/雑草同定
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まず答え
はい。見た目が似ていても、雑草の種類によって発生時期、増え方、弱い管理方法、使える対策が違います。まず種類と生育段階、周囲の芝種、発生場所を確認し、それに合う方法を選ぶ方が、効かない処理や芝への余計な負担を減らせます。
詳しい解説
ゴルフ場の雑草対策では、最初に『何が生えているか』を確認することが重要です。雑草は、イネ科、カヤツリグサ科、広葉雑草などで生育の仕組みが違い、同じように見える植物でも適した対策が変わります。
例えばUSGAは、キハマスゲとカヤツリグサ類の一部について、見分けが重要だと説明しています。似た外観でも、使える管理手段や適した時期が同じとは限りません。大学の芝草資料でも、キハマスゲは地下部に塊茎を作るため、地上部だけを取っても再生しやすく、生育段階を見て対策する必要があるとされています。
また、同じ雑草でも場所によって判断は変わります。グリーン、ティー、フェアウェイ、ラフでは望ましい芝種や許容できる混入量が異なり、使える方法にも違いがあります。発芽前に抑える方法と、出芽後に処理する方法では目的とタイミングが違うため、種類を誤ると適期を外すことがあります。
実務では、①雑草の種類、②一年生か多年生か、③現在の生育段階、④周囲の芝種、⑤発生場所と広がり方を確認してから方法を選びます。少数なら物理的な除去で済む場合もあり、密度が高い場合は芝を弱らせている排水・踏圧・密度不足などの環境条件も見直します。雑草の名前を付けること自体が目的ではなく、無駄な処理を減らし、再発しにくい対策へつなげるために同定します。