ゴルフ百科事典

芝の「植物寄生性線虫」って何?

芝害虫/線虫

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

は、や根の周辺にいる非常に小さな線形動物のうち、生きた植物の細胞から栄養を取る種類です。芝の根を傷めると吸水・養分吸収が落ちますが、土壌中の線虫すべてが芝に害を与えるわけではありません。

詳しい解説

線虫は土壌中に広く存在する微小な線形動物です。その中で植物寄生性線虫は、生きた植物を宿主として根などの細胞から栄養を取ります。USGAによると、植物寄生性線虫は非常に細く、多くは肉眼で確認できない大きさで、口にある針状の器官を植物細胞へ差し込んで吸汁します。

黄化や薄化は線虫以外でも起こります。適切な場所・時期から根と土壌を採り、検査結果を芝種・季節・根の状態などと合わせて読みます。健全部の比較試料は分けて扱い、採取量や保管条件は検査機関の指定に従います。

種類によって根の外側から吸汁するもの、根の内部へ入り込むもの、特定の場所に定着して摂食するものなど生活様式が違います。強い食害を受けると細根が減ったり根が短くなったりし、水分や養分を取り込む力が落ちます。その結果、地上部では薄化、黄化、しおれなどが現れます。

ただし「線虫がいる=芝が被害を受けている」ではありません。USGAは、土壌には植物に寄生しない線虫も多く、植物寄生性線虫でも種類・密度・・根の健康状態・土壌条件によって被害の出方が変わると説明しています。特に砂質の根域では問題になる種類がありますが、固定の個体数だけで全国一律に判断することはできません。

そのため診断では、症状だけで決めず、根と土を採取して専門検査で種類と密度を確認します。植物寄生性線虫とは「芝の根を食べる可能性がある微小な線虫の一群」であり、実際の管理判断は存在の有無ではなく、根の傷みと芝の状態を含めて行います。