ゴルフ百科事典

ゴルフの「左右足間圧移動」って何?

地面反力・足圧移動

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まず答え

左右足間圧移動は、スイング中に左右の足が受ける圧やの配分が時間とともに変わることです。各足の中で圧がつま先・かかとへ動く「足内の圧移動」とは別で、どちらの足が相対的に支持しているかを見ます。

詳しい解説

左右足間圧移動は、スイング中にリード足とトレイル足の間で支持の配分がどう変わるかを表します。右打ちなら一般に右足がトレイル側、左足がリード側です。ここで見るのは『左右どちらの足が身体をどの程度支持しているか』で、各足の中のつま先・かかと、内側・外側の圧分布とは区別します。

左右足の配分は、同じ時点・同じ方向成分の力を比較します。身体重心の位置や各足内のCOPとは別の指標で、図の左右差は理想値ではありません。

Queenらの2013年研究では、男性ゴルファー28人の左右脚の3方向地面反力を測定し、ハンディキャップ別に比較しました。低ハンデ群では、ダウンスイング中のトレイル足からリード足への垂直地面反力の移行量やピーク時刻に違いが確認されました。これは、左右足間の支持配分には大きさだけでなくも含まれることを示します。

Navarroらの2022年研究でも、55人のゴルファーの足底圧を左右それぞれ計測し、からダウンスイングにかけて後方足と前方足の圧分布が反対方向に変化するパターンを報告しました。ただし、足裏の内側・外側では単純な左右移動だけでは説明できない異なる変化もありました。

そのため、『右から左へ体重を移せばよい』と一つの数値へまとめるのは不十分です。足圧、垂直地面反力、身体重心は同じ量ではなく、左右配分が似ていても各足内の作用位置や水平力は異なる場合があります。

実用上は、①左右足の垂直力、または足底圧と接触面積から求めた荷重の配分、②移動が起きる時刻、③各足内の圧分布や、④・速度・球筋、を分けて見ます。左右足間圧移動は『身体重心がそのまま左右へ移った量』ではなく、足元の支持配分の変化を表す指標です。