ゴルフ百科事典

ゴルフでいう「注意の持続」って何?

メンタル・注意

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まず答え

注意の持続は、必要な情報へ注意を向けた状態を一定時間保ち、途中で注意が抜けても課題へ戻せる力です。ずっとボールだけを見続けることや、18ホール緊張し続けることとは違います。

詳しい解説

注意の持続は、ショットに必要な情報へ注意を向け、その状態を時間の中で保つことです。ゴルフでは、ラウンド中ずっと最大集中を続けるというより、距離・風・狙いを判断する場面、プレショット、実行といった必要な区間で注意を保ち、ショット間ではいったん緩めて次の場面で戻す、と考える方が実態に近いです。

ゴルファー18人が100回のパットを行った研究では、プレパット中の前頭正中シータ活動を、上から注意を保つ「持続注意」に関わる指標として測定しました。各選手の良いパットと悪いパットを比べると、良いパットではこの活動がむしろ低く、研究者は「注意を強くかけ続けるほど良い」のではなく、課題に合った最適な注意投入が重要だと解釈しています。

また、女性のレクリエーションゴルファー30人を対象にと身体を比較した研究では、精神疲労後にクワイエットアイ時間や視線行動が変化し、ショット精度にも影響がみられました。注意の持続は固定能力だけでなく、疲労など当日の状態でも変わり得ます。

実戦では「18ホールずっと集中する」ことを目標にせず、打つ前の短い時間に注意を戻せるかを見る方が使いやすいです。判断中に別のことを考え続ける、構えてから注意が何度も外れる、疲れて次の情報確認へ戻りにくい、といった変化は注意持続が落ちている手掛かりになります。

ただし、注意の持続は視線固定そのものではありません。長く見続ければ必ず良いショットになるわけでもなく、注意の強さ、向け先、を分けて考える必要があります。