ゴルフスイングで 股関節には、 どんな 負荷が かかる?
身体負荷・股関節
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まず答え
ゴルフスイングでは、股関節に曲げ伸ばし、内外転、内外旋の各方向の関節トルクが生じます。リード脚とトレイル脚では役割とタイミングが異なり、骨盤回転への寄与も同じではありません。研究でいう股関節負荷は主に動作と地面反力から算出した関節トルクで、関節内の組織にかかる力を直接測った値とは限りません。
詳しい解説
ゴルフの「股関節負荷」は、股関節がどれだけ回ったかだけでは表せません。スイング中は足が地面反力を受けながら骨盤を動かすため、股関節には屈曲・伸展、内転・外転、内旋・外旋の各方向に関節トルクが生じます。3D動作解析とフォースプレートを組み合わせた研究では、こうした関節トルクを逆動力学で算出します。
20人の健康な男性アマチュアゴルファーを対象とした研究では、各自のドライバーで10回スイングし、リード脚とトレイル脚の3次元股関節トルクを比較しました。最も大きかった股関節トルクはトレイル脚の伸展トルクで、トレイル脚の外旋トルクはリード脚より大きいことが示されました。
31人の右打ち熟練ゴルファーを対象とした別の研究では、骨盤の縦軸回転を生み出す要因を分析し、リード側の股関節屈曲・内転トルクと、トレイル側の股関節伸展・外転トルクが、同時ではなく順番に骨盤回転へ寄与することが示されました。つまり、左右の股関節は同じ仕事を同じタイミングでしているわけではありません。
ただし、これらの関節トルクは身体運動と地面反力から算出した力学量です。軟骨や関節唇など個別組織に実際にかかる力を直接測った値ではなく、「トルクが大きいほど悪い」とは判断できません。股関節負荷を読むときは、どちらの脚か、どの方向のトルクか、どのスイング局面かを分けて見ることが重要です。