ゴルフ百科事典

干ばつで使える水が減ったら、ゴルフ場はどこから散水を減らす?

水管理・干ばつ対応

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まず答え

コース全体を一律に減らすのではなく、プレーへの重要度と芝を生かす必要性で優先順位をつけます。USGAはグリーン複合部など重要なプレー面を高い優先度に置き、利用が少ないラフや非プレー区域などから段階的に削減する計画を勧めています。ただし順番はコースごとに変わります。

詳しい解説

干ばつや取水制限で使える水が減ったとき、すべてのスプリンクラーを同じ割合だけ短くするのが最善とは限りません。USGAは、まず散水している区域をグリーン複合部、ティー、フェアウェイ、主要ラフ、二次ラフや非プレー区域などに分け、どこを優先して守るかを事前に決める方法を示しています。

多くのコースでは、プレーへの影響が大きく、芝を失った場合の復旧負担も大きいグリーン複合部が高い優先度になります。一方、プレーへの影響が比較的小さい二次ラフや非プレー区域は、早い段階で散水削減の候補になります。ティー、フェアウェイ、主要ラフの順番は、、利用量、コース設計、散水設備、事業上の重要度によって変わります。

判断には、面積だけでなく実際のプレーヤー通行や利用頻度も使えます。ほとんどプレーに関係しない場所へ水を使い続けるより、重要なプレー面へ限られた水を集中させた方が、コース全体の機能を保ちやすいからです。また、散水設備が区域ごとに独立制御できるかどうかでも、実行できる削減方法は変わります。

大切なのは、干ばつが始まってから場当たり的に止めるのではなく、水使用量、散水区域、優先順位、削減段階をあらかじめ決めておくことです。「必ずグリーン、次にティー、次にフェアウェイ」という固定順ではなく、そのコースで守るべきプレー面と芝の生存を基準に段階的に配分します。