グリーンの サッチが 多いと、 なぜ 水分が 表面に 残りやすい?
サッチ・有機物
あとで読む保存した記事へ →
詳しい解説
グリーン表面のすぐ下には、枯れた葉や茎、根などに由来する有機物が蓄積します。これが過剰になると、USGAが説明するようにスポンジのように水を抱え込み、散水や雨のあとに表層の水分が高い状態が続きやすくなります。
表面だけが湿り続けると、根域の上部と下部で水分状態の差が大きくなります。USGAは、過剰な有機物がある表層では酸素が少なくなり、根が浅くなりやすいことも示しています。軟らかいグリーン、深いボールマーク、足跡、病害リスクの増加にもつながります。
ただし、有機物は少なければ少ないほど良いわけではありません。適度な有機物は芝面の安定性にも必要です。問題になるのは、砂とのバランスが崩れて表層に有機物が過剰に集中した状態です。
そのため管理では、土壌試料で有機物量を確認し、目砂やエアレーションなどで砂と有機物が混ざった安定した表層を維持します。表面が湿っているから単純に散水量だけを減らすのではなく、有機物の蓄積も確認する必要があります。