ゴルフ百科事典

緊張が低すぎてぼんやりしている状態でも、ショット精度は落ちることがある?

覚醒・集中・ゴルフ精度

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まず答え

あります。ただし「緊張が低いこと」自体が悪いとは限りません。眠気や注意低下、精神的なまで伴う低覚醒状態では、ゴルフの精度が落ちる可能性があります。逆に、落ち着いていても集中できているなら、緊張を無理に高める必要はありません。

詳しい解説

ゴルフでは「緊張しすぎると悪い」と考えがちですが、反対に、眠気が強い、注意が散る、頭がぼんやりするような状態でも精度が落ちる可能性があります。ただし、ここで分けるべきなのは「緊張が低いこと」と「覚醒や集中が低いこと」です。

睡眠を制限した大学ゴルファー11人の実験では、通常睡眠時と比べて睡眠制限後にパットの方向誤差が大きくなり、距離誤差にも時間帯の影響がみられました。研究では主観的な眠気も測定されており、少なくとも眠気を伴う低い準備状態では、精密なパッティングへ悪影響が出る可能性があります。

別の経験者ゴルファーを対象にした模擬ラウンド研究では、糖質とカフェインを含む飲料を摂取した条件で、主観的な覚醒感とパット成績が改善しました。ただし糖質とカフェインを組み合わせた試験なので、「覚醒感が上がったから精度が上がった」と単独の因果関係まで決めることはできません。

一方、落ち着いていること自体は問題ではありません。ゴルフの注意研究では、良いパットには適切なや準備状態が関係しますが、心拍や緊張を高くすれば高いほど良いという単純な関係ではありません。

実戦では「緊張しているか」だけでなく、眠気が強いか、ターゲットへの注意が続くか、いつものルーティンを飛ばしていないか、ウォームアップで距離や方向のばらつきが普段より大きくないかを見ます。ぼんやりして精度が落ちているなら、必要なのは緊張を作ることではなく、プレーに必要な覚醒と注意を戻せるかの確認です。