ゴルフ百科事典

低ハンデのゴルファーは、高ハンデより骨盤のピーク回転速度が速い?

セグメント協調・骨盤回転速度と技能差

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まず答え

今回確認した2012年の56人の比較研究では、低ハンデ群の骨盤ピーク回転速度は平均503.21°/s、高ハンデ群は380.06°/sで、低ハンデ群の方が有意に速い結果でした。ただし横断比較なので、骨盤を速く回せばハンデが下がるという因果は示していません。

詳しい解説

骨盤の回転速度は、ダウンスイング中にずっと同じではなく、ある時点で最大になります。この最大値が骨盤ピーク回転速度です。技能レベルによって、その大きさに差があるかを調べた研究があります。

らの2012年研究では、健康なゴルファー56人をハンディキャップに基づいて比較し、3次元動作計測でスイング中の骨盤回転を解析しました。低ハンデ群の骨盤ピーク回転速度は平均503.21°/s、高ハンデ群は380.06°/sで、群間差は有意でした(p<0.001)。

この結果から、少なくともこの研究集団では、低ハンデのゴルファーほど骨盤の最大回転速度が高い傾向が確認されたと言えます。ただし、速い骨盤回転が低ハンデの原因だと証明した研究ではありません。技能の高い人が長年の練習で速い回転を身につけた可能性もあり、体力、可動域、クラブ速度など別の要因も関係します。

また、骨盤を速く回すことだけを目的にすると、胸郭・腕・クラブとのやが崩れる場合があります。既存研究でも、骨盤のピーク角速度が大きいことと、インパクトまでし続けることは同じではありません。

実用上は、3D計測で本人の骨盤ピーク回転速度を見るとき、ハンデ別の平均値へ無理に合わせるのではなく、同じ本人のクラブヘッド速度、打点、球筋、胸郭との協調と一緒に評価します。群平均との差は技能の特徴を知る材料であって、単独の練習目標ではありません。