サッチが 多いと、 グリーンは 必ず 軟らかくなる?
サッチ・表面硬度
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詳しい解説
サッチや表層有機物が増え過ぎると、グリーンは一般に軟らかくなりやすくなります。有機物は表面近くでスポンジのように水を保持するため、雨や散水の後に水分が残りやすく、足跡や深いボールマークが出やすい状態になります。
USGAは、グリーンの硬さを左右する主要因として土壌水分に続いて表層有機物と根域の物理特性を挙げています。過剰な有機物があるグリーンは、短期的に散水を減らしても十分に硬くならない場合があります。つまり、表面がいつも軟らかい原因を水分だけで説明できないことがあります。
ただし『サッチが少ないほど硬くて良い』という意味でもありません。USGAは、有機物が極端に少ない表面では弾力や安定性が不足し、交通への耐性やボール着弾時の表面強度に悪影響が出る場合があると説明しています。適量の有機物が砂と混ざった状態は、芝の健康とプレー性の両方に必要です。
また、同じ有機物量でも硬さは同じとは限りません。土壌水分、目砂の粒度や形、根域材、芝種、締固めなどが硬さに影響します。暖地型芝と寒地型芝では、同じような測定値でも実際のボール反応が異なる場合もあります。
管理では、見た目や踏んだ感触だけでサッチ量を決めず、表層有機物を一定の深さで採取・測定し、硬さや水分の測定値と一緒に追います。過剰なら軽い目砂で継続的に希釈し、必要に応じてコアエアレーションなどで除去します。目標は有機物をゼロにすることではなく、過剰な保水と軟化を防ぎながら、芝面の安定性を保てる範囲へ管理することです。