ゴルフ百科事典

グリーンの速さや硬さは、朝と午後で同じに保てる?

グリーン性能・日内変動

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

完全には保てません。芝の生育、乾燥や雨、足跡・などで日中に状態は変わります。USGAの測定ではは多くの場合午後に少し遅くなり、乾燥すれば硬さは上がることがあります。朝と午後を同じ方法で測って変化を追うのが実用的です。

詳しい解説

グリーンの状態は一日の中でも変わります。USGAが選手権で繰り返し測定したデータでは、健康なグリーンのスピードは多くの場合、午後に向かって少し遅くなります。芝が日中に伸び、足跡やボールマークなどの交通が増えるためです。一方、雨や散水がなく表面が乾けば硬さは上がることがあります。

変化の方向は一つではありません。雨が降れば午後の表面は軟らかく遅くなりやすく、高温・低湿度・風で乾けば硬くなります。湿度が高い日は葉が水分を保って抵抗が増えやすく、プレー量が多い日は表面の滑らかさも落ちやすくなります。

そのため『朝の1回の数字』だけでは、その日を通したプレー状態を代表できない場合があります。USGAでも選手権では朝・昼・終了後など複数時点でグリーンスピードを測り、硬さや水分と合わせて日中の変化を確認しています。

管理では、同じ測定方法・代表地点で朝と午後を比較し、速さ、硬さ、水分、滑らかさのどれが変わったかを分けて見るのが有効です。目標は一日中まったく同じ数字に固定することではなく、変化を把握して許容範囲へ収めることです。