ゴルフ百科事典

フェアウェイの刈高は、一年中同じにした方がいい?

フェアウェイ・刈込み

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まず答え

いいえ。フェアウェイのは、、季節の生育量、気温、交通による傷み、目標とするボールライに合わせて調整します。生育が鈍る時期や強いストレス時には少し高くして葉面積を残すことがあり、旺盛に伸びる時期はプレー性を保つため調整します。

詳しい解説

フェアウェイの刈高は、年間を通じて一つの数字へ固定する必要はありません。芝の成長速度、気温、日照、交通量、求めるボールライが季節で変わるため、芝を健康に保ちながらプレー性を作れる範囲で調整します。

低温期などに葉を多く残すよう刈高を調整する運用がありますが、芝種・生育・場所・求めるプレー条件で判断します。図は高さの概念比較で、具体的な設定値や、高くすれば必ず耐性が上がるという因果関係を示しません。

USGAはフロリダの暖地型芝を例に、夏は旺盛な生育へ対応してフェアウェイを低めに維持し、秋に温度が下がって芝が薄くなりやすい時期には刈高を上げる運用を紹介しています。低温期は回復が遅く、カート交通などの傷みも残りやすいため、葉面積を少し多く残すことが芝の保護に役立つ場合があります。

一方、低ければ低いほど良いわけでもありません。刈高を下げると球が芝の上に出やすく、締まったライを作りやすい反面、芝が光合成に使える葉を減らし、暑さ・乾燥・病害・交通への耐性を下げることがあります。特に芝種や品種が耐えられる高さを下回る管理を長く続けると、密度低下や裸地化につながります。

刈込み頻度も刈高とセットで考えます。芝が速く伸びている時に間隔を空けすぎると、一度の刈込みで多くの葉を切ることになります。反対に生育が鈍い時期に同じ頻度で刈ると、必要以上の機械交通を加えることがあります。

また、最適な高さは地域で違います。USGAが示すフロリダの数値は暖地型芝の地域例であり、やなど寒地型芝、別の気候へそのまま当てはめる基準ではありません。芝種・品種の適正範囲と、そのコースでの実測を優先します。

したがってフェアウェイの刈高は、①芝種・品種、②季節の生育速度、③暑熱・低温・乾燥などのストレス、④交通量、⑤目標とするボールライを見て調整します。年間固定より、芝の回復力とプレー性に合わせて季節ごとに動かす方が合理的です。