ゴルフ百科事典

ゴルフスイングの「ダウンスイング中の胸郭回旋」って何?

胸郭・骨盤

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まず答え

ダウンスイング中のは、トップ付近からインパクトへ向かう間に、胸郭・上部体幹が身体の長軸まわりに目標方向へ回っていく動きです。とは別に測り、角度だけでなく回転速度や骨盤との時間差も見ます。

詳しい解説

ダウンスイング中の胸郭回旋は、胸郭・上部体幹がトップ付近からインパクトへ向かって回転する運動です。3次元解析では、胸郭の回転角と角速度を時間に沿って測り、骨盤回旋や側屈・前後傾とは分けて扱います。

胸郭と骨盤の回旋方向だけを切り出した架空の二時点例です。比較区間をアドレスからトップ、トップからインパクト、インパクト後などにする場合は各イベント定義をそろえます。傾斜を含む3D姿勢全体や実際の回転量を示すものではありません。

重要なのは、胸郭だけを単独で見るのではなく、骨盤との時間関係を確認することです。2011年のプロとアマチュアを比較した研究では、ダウンスイングは骨盤回旋の反転が先行し、その後に上部体幹の回旋が反転するパターンが示されました。2008年の100人を対象とした研究でも、ダウンスイング中の上部体幹回転速度や骨盤―胸郭のは、と関連していました。

一方で「胸を速く回せば必ず飛ぶ」とは言えません。胸郭回旋は骨盤、腕、クラブとの連鎖の一部で、ピーク時刻や回転量には個人差があります。2013年の3次元研究では、ドライバーと5番アイアンで体幹運動に差があり、クラブによっても同じ数値を目標にできないことが示されています。

実用上は、胸郭の角度だけでなく、①回転方向が変わる時刻、②回転速度のピーク、③骨盤との差、④インパクト時の向きを同じ計測条件で比較します。一般的な『胸郭回旋とは何か』とは別に、本指標はダウンスイングという時間区間内で胸郭がどう回るかを見るものです。