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ギア/シャフト 調査・執筆 公開

ATTAS歴代比較

初代から最新RXまで、振り心地と球筋の違い

KINGは気持ちよくヘッドが走る。でも、左へ曲がる球が気になる。PUNCHなら手元で間を取りやすいが、振り遅れると右へ抜ける。ATTASは、気に入った一本の次に新作を買えば、そのまま良くなるシリーズではない。

初代からV2までの14モデルと、RXのSUNRISE RED・ULTRA BLACK・PURE BLUEを比べる。名前の順番より、どこがしなり、いつ戻り、どんなミスが残るかで見ていきたい。

国内のドライバー用主系列17モデルを対象に、メーカー資料と実際に打った人の原試打を参照。以下の振り心地・球筋は各試打条件での評価で、GOLF DNA自身の実打記録ではありません。

新しいATTASが、今の一本の上位版とは限らない

5GoGoから6☆へ替えると、先端の動きが増えて球をつかまえやすくなる。G7からPUNCHなら、当たり際に走る感触より、切り返しで待てる感触へ寄る。年式は近くても、助けてくれるところが違う。

ここを飛ばすと、「新しいほうなのに左へ行く」「しなりは気持ちいいのに球が戻らない」となりやすい。まず今の一本で好きな感触と、消したいミスを一つずつ挙げてから比べたい。

初代からRXまでの並びを確認する

国内の主系列。年はモデルを識別するための目安
モデル登場年比較するときの入口
初代 ATTAS2009全体の素直さを基準にしたい
ATTAS T22010小さなしなりから速く戻る
ATTAS 3(サンジョウ)2011手元でタメを作り、つかまりを抑える
ATTAS 4U2012手元のしなりと先の動きを両方感じる
ATTAS 5GoGo2013先を暴れさせず、手元の小さなしなりで振る
ATTAS 6☆(ロックスター)2014全体がしなやかで、先まで動く
ATTAS G72015切り返しで粘り、当たり際に走る
ATTAS PUNCH2016手元で間を作り、先で返しすぎない
ATTAS CoooL2017ゆったりしなって、ほどよく先が動く
The ATTAS2018中間でなめらかにしなる基準役
ATTAS 11(ジャック)2019タメと高さを求める
ATTAS DAAAS2020手元を使って強く振る
ATTAS KING2021先の加速で球をつかまえる
The ATTAS V22022The ATTASの先端を締めた中調子
RX SUNRISE RED2024KING側の走りに、当たりの安定を求める
RX ULTRA BLACK2025左を抑えたいが、高さも残したい
RX PURE BLUE2026V2より自然なしなりと軽快さを求める

The ATTASは10代目、11はジャック、DAAASが12代目、KINGが13代目、V2が14代目。その後にRXの赤・黒・青が続く。The ATTASと初代ATTASは別モデルなので、中古の品名は省略せず見たい。

手元で待つか、先の戻りを使うか

以下は性格を比べる目安。同じヘッド・同じ重量での全17本テストではない
振ったときに欲しい感触先に比べたいモデル球筋で確かめること
切り返しで手元に重さを感じたい3/PUNCH/DAAAS/ULTRA BLACK左の曲がりが減るか、右へ抜けないか
先の動きでヘッドを戻したい6☆/G7/CoooL/KING/SUNRISE REDつかまるか、打ち出しとスピンが増えすぎないか
大きな動きよりシャープな戻りが好きT2/4Uタイミングが早すぎないか、急に左へ行かないか
強いクセを基準にしたくない初代/The ATTAS/V2/PURE BLUE自分のテンポで左右と打点が揃うか
高さが足りない11/KING/RXの赤・黒も比較高さとキャリーが増え、球が浮きすぎないか

「左を抑える」と「フェードしか出ない」は違う。ULTRA BLACKでもストレートに近いドローが出た試打がある。つかまり系でもヘッドやスペックが合わなければ、球は右へ逃げる。

初代ATTAS|大きなクセより、自分の振り方が出る

初代ATTASの製品写真
初代ATTAS。UST Mamiya公式ライブラリー掲載の製品写真。

初代を、ただ軟らかくてやさしい一本と考えると違う。2009年のi15・6Sの試打では、手元から中間のしなりは小さく、純正Rよりかなりしっかりした感触だった。純正と同じ硬さ表示で比較した試打ではなく、ヘッドのロフトも違っている。

後年の5GoGo試打では、初代は3ほど手元のしなりが強くない基準として扱われている。手元が深く沈む間や、先が急に追い越す加速を期待するより、自分で振った分だけヘッドがついてくるかを確かめたい。初代単独の球筋を、そのi15全体の結果から一つに決めることはしない。

T2|大きくためず、短いしなりで弾く

ATTAS T2の製品写真
ATTAS T2。UST Mamiya公式ライブラリー掲載の製品写真。

T2の原試打では、6Rでも切り返しのしなりは控えめ。少し曲がったあと、シャフト全体がすばやく戻ると評価されている。手元が大きくしなるのを待ってから振る人には、間が短く感じられそうだ。

球筋の評価は、中弾道でスピンを抑えやすく、引っかけを軽減しやすいというもの。同じT2でも6Rから7Sまでの比較で、重量と硬さを変えると要求される力は増している。「先が動く」と聞いて、軽く振れば勝手につかまるタイプと決めつけないほうがいい。

3|手元はしなる。先は返りすぎない

3はT2とかなり違う。切り返しで手元側がたわみ、ヘッドが後ろに残る感触が出る。一方、中間から先は大きく動かず、ダウンで暴れにくいという原試打だ。手元のしなりを感じてから体を回したい人には、この間が比較のポイントになる。

試打では打ち出しは極端に高くなく、低スピンで、つかまりすぎを抑える方向だった。手元の軟らかさはあるが、先で球を拾い上げたり、フェースを急いで戻したりする助けは大きくない。右への抜けが悩みなら、しなり心地だけで選ばない。

4U|3よりシャープに戻り、球もつかまる

4Uは、3の手元でしなる感触を残しながら、先にも少し動きを持たせたモデル。メーカーの説明も、3とT2の特徴を組み合わせるものだった。R11を使った6Sの原試打では、3より戻りがシャープで、先の動きによって球をつかまえやすいとされる。

6Rにすると切り返しのしなりが増え、一呼吸置いてから戻る感触になった。一方、強くあおると急にヘッドが返って左へ出る例もあった。「3が右へ行くから4U」は比較の理由になるが、今度は左の強い球が出ないかを見たい。

5GoGo|3ほど手元は沈まず、先の落ち着きは残る

5GoGoの6Sは、手元が少したわむ程度で、そこから先に強い動きを感じにくかったという試打。初代より手元はしなるが、3ほど大きくはしならない。切り返しで深く待ちたい人には小さく感じ、自分のテンポを邪魔されたくない人には落ち着いて感じられる違いだ。

4Uの次だから、つかまりも似ていると思わないほうがいい。原試打は先端が硬く、左に行きにくい点を評価していた。6Rでは手元の軟らかさをより感じられており、同じ型番でも硬さの選び直しに意味がある。

6☆|5GoGoより、しなりが先まで続く

6☆は、手元だけを折り曲げて待つ感じではなく、シャフト全体のしなやかさを感じるタイプ。6Sの原試打は、手元から中間、先へとしなりを感じやすく、T2ほど手元が硬くないと評価している。急な加速より、連続した動きでヘッドを戻したいときに比べたい。

5GoGoでは左が安心だった人が、同じつもりで6☆を振るとつかまりの増加が気になることもある。原試打も、引っかけを嫌う打ち手には5GoGoのほうを勧めていた。新しいから替えるより、今よりつかまえて打ちたいかが分かれ目だ。

G7|切り返しで粘り、当たり際に走る

G7は、6☆のように全体が素直にたわむだけではない。915 D3・10.5度に6Sを挿した試打では、手元でしなりを感じたあと、インパクト前に先がすばやく戻ると評価された。最初は待てるのに、最後は走る。この二つの感触が同居している。

その組み合わせでは、二人とも打ち出しとスピンが多めだった。ロフト10.5度のヘッドを使った結果でもあるので、G7単体で必ず吹けるとは言えない。ただ、先の加速が好きでも、球の高さとスピンが足りている人はそこまで確認したい。

PUNCH|走りより、切り返しの間で合わせる

PUNCHは、G7から先の走りを増やしたモデルではない。G30・10.5度で5Sと6Sを打った原試打では、手元がしなって切り返しの間を作れ、先の急な加速は控えめとされた。3の手元調子が好きでも、大型ヘッドで先が遅れて感じた人に比較する余地がある。

左への強い曲がりがドローに収まった評価がある一方、力んだときに右へ大きく浮く球も出ている。左が怖い人には魅力があるが、右ミスに悩む人まで一律に勧めにくい。5Sと6Sも打ち比べ、最後までヘッドを戻せる重さを探したい。

CoooL|先中調子でも、急に走るとは限らない

CoooLの6Sは、ワッグルすると先がよく動くのに、実際には予想ほど鋭く走らなかったという試打だ。手元も硬すぎず、全体でゆったりしなり、その延長で先が動く。T2の短く速い戻りより、6☆に近い感触と評価されている。

つかまりを狙ったモデルだが、試打したGBBエピック サブゼロ・9度では、打ち手の一人は十分につかまえられなかった。シャフトだけで右ミスが消える例ではない。強い弾きより穏やかな動きが欲しいなら候補になるが、4Xと6Sを同じ感触と思わず比べたい。

The ATTAS|初代ではなく、10代目の中調子

The ATTASは、中間のしなりを使いながら、手元と先が過剰に主張しないタイプ。関雅史プロのヘッド別試打では、ダウンで粘る感触と、振り抜いたあとの開放感が語られている。PUNCHの手元で深く待つ感じや、KINGの先に仕事を任せる感じとは、比較するところが違う。

同じThe ATTASでも、合わせるヘッドによって打ち出しやスピンは変わった。シャフトが中立だから球までいつも真ん中、という意味ではない。自分のドライバーで基準を作り、そこから「もっとつかまる」「もう少し先を抑える」を探す使い方がしやすい。

11(ジャック)|低い球を、キャリーで運びたい

11は、手元でタメを作りつつ、打ち出しの高さを出すことを狙ったモデル。メーカーは中間部と手元・先端部のねじれ剛性に差をつけ、インパクトでヘッドが上を向く動きを説明している。曲げの硬さとねじれの硬さは別なので、「先端剛性が高いから必ず低い球」とは読めない。

地面に当たってからのランより、空中で距離を稼ぎたい人が比べる一本になる。反対に、すでに打ち出しが高く球が浮く人は、後のDAAASと比べて高さが増えすぎないか見たい。ここはメーカーの設計説明で、全員に同じ弾道が出るという実測結果ではない。

DAAAS|11の高さより、手元でためて強く打つ

DAAASは、グリップ下付近を軟らかくしてしなりを感じやすくし、先端のねじれを抑える中元調子。原試打でも、手元側を使って先の動きを抑えながら打つモデルと説明されている。3やPUNCH側の感触が好きで、インパクトを強くしても先が追い越してほしくない人が比べたい。11の次だから、同じように高さを出す性格とは考えない。

G410 LST・9度で5SXと6Xを打った試打では、6Xより5SXのほうが高さと距離が出た。モデルは同じでも、軽くしたり硬さを見直したりすると弾道は変わる。「叩けるから6X」に固定せず、自分がキャリーを残せるスペックを探したい。

KING|ヘッドを戻す仕事を、先に任せたい

KINGは、手元から中間で作ったしなりを先の加速につなげ、球をつかまえることを狙う。日刊スポーツの5Sの原試打でも、切り返しでタメを感じたあと、ダウンで速く解放される感触が語られている。振る力を増やすより、遅れていたヘッドが戻るタイミングが合うかを見たい。

同じ打ち手は5Sの走りすぎに不安を感じたが、6Sでは高さと左の曲がりが少し落ち着いた。KINGなら全部よくつかまる、で終わらせるとこの違いを落とす。右が悩みなら助けになり得る一方、左が怖い人はコースで振り切れるかまで考えたい。

V2|The ATTASのなめらかさを残し、先を締める

The ATTAS V2の製品写真
The ATTAS V2。UST Mamiya公式の製品写真。初代ATTASとは別モデル。

メーカーがThe ATTASとの違いに挙げるのは、トルクを絞り、先端剛性を少し高めたこと。中間を使って振れる性格は残し、当たり際の先の動きを落ち着かせる狙いだ。初代The ATTASが少し頼りなく感じるなら、比較する理由がはっきりしている。

ただ、V2が全員にもっと振りやすいとは限らない。最新PURE BLUEの原試打では、V2に手元の硬さや重さを少し感じていたという評価もある。芯を外したときの安定感と、切り返しでスッとしなる感触は、同じ評価項目ではない。

RX SUNRISE RED|KINGの走りを、当たり際まで使えるか

ATTAS RX SUNRISE REDの製品写真
ATTAS RX SUNRISE RED。UST Mamiya公式の製品写真。

RX第1弾の赤は、つかまりを求める流れ。手元から中間に四軸織物を使い、KINGより先端剛性も少し高めて、先が走る感触と当たり際の安定を両立しようとする設計だ。KINGでタイミングは合うが、当たる瞬間のばらつきが気になる人が比べたい。

一方、G440 MAXに5Sを組んだ石井建嗣氏の試打は高弾道になり、抑えて打っても高さが残った。後の球は左へ着弾している。つかまりは欲しいが球はすでに高い、という人は、右が減るかだけでなくキャリーとスピンも見たい。メーカーのロボット比較を、そのまま自分の改善率にはしない。

RX ULTRA BLACK|左を抑えたい。でも低い球にはしたくない

ATTAS RX ULTRA BLACK 6Sの製品写真
ATTAS RX ULTRA BLACK。写真の表示仕様は6S。画像:UST Mamiya公式。

黒は手元でしなりを感じる元調子だが、低い球だけを狙う設計ではない。メーカーは先端を硬くしすぎず、重心をやや手元へ寄せ、振り抜きと打ち出しの高さも残すと説明する。DAAASが気になるが、低くなりすぎるのは困るという人にも比較の理由がある。

西田幸一プロの5S試打では手元で合わせやすく、先の落ち着きを評価。別のアマチュアは、曲がりの小さいドローが出ていた。フェード側の位置づけでも球を右にしか飛ばせないわけではないし、黒なら右ミスまで助けるわけでもない。

RX PURE BLUE|V2の手元が硬いと感じたら

ATTAS RX PURE BLUE 6Sの製品写真
ATTAS RX PURE BLUE。写真の表示仕様は6S。画像:UST Mamiya公式。

2026年のRX第3弾は中調子。メーカーは、手元へ向けてなだらかに太くする構造と、先端の安定を狙った素材を組み合わせている。設計者はThe ATTASとV2の間くらいの性格と説明しており、赤と黒の単純な平均とは考えないほうがいい。

石井良介プロがQi4D・10.5度に5Sを合わせた試打では、V2より手元の硬さや重さが薄く、自然にしなって少し走ると評価。球はナチュラルドローだった。ここは「青だから中立」の一言で済ませたくない違いで、V2が振り切れず右へ残る人には比較したいポイントになる。

ただし、先が動いてほしくない人までPURE BLUEへ替える必要はない。V2で左右が揃っているなら、軽快さが増えることと、ラウンドのミスが減ることを別々に確かめたい。

RXの赤・黒・青は、この順で比べたい

今のミスと、欲しい振り心地を一緒に見る
今の悩み比較の入口打って確認したいこと
振り遅れて右へ出る、つかまりが足りないSUNRISE RED先の戻りで球がつかまるか。高く左へ曲がりすぎないか
切り返しの間が欲しく、左が怖いULTRA BLACK手元で合わせられるか。高さを残して右の抜けも増えないか
V2の手元が硬い、でも強い先調子は避けたいPURE BLUE自然にしなりを使えるか。少し増える走りが合うか
今のThe ATTASやV2に大きな不満がない今の一本を基準に3色を比較新しい色へ替える理由が、飛距離か左右か感触かを決める

色を選んでから硬さを決めるだけでなく、同じ色の5Sと6Sなども比べたい。KINGの原試打のように、同じSでも重量帯で走りの感じ方と球筋が変わることがある。

同じ6Sでも、初代68gとV2の66gでは条件が違う

メーカー公表のカット前重量とトルク。過去品は公式の過去モデル一覧による
モデル6S重量6Sトルク公表の製品長
初代 ATTAS68g3.7度46インチ
T266g3.4度46インチ
367g3.1度46インチ
4U62g3.8度46インチ
5GoGo67g3.1度46インチ
6☆64g3.3度46インチ
G765g3.8度47インチ
PUNCH67g4.0度47インチ
CoooL66g3.6度46インチ
The ATTAS63g3.6度46インチ
11(ジャック)66g3.8度46インチ
DAAAS66g3.4度46インチ
V266g3.1度46インチ
KING66g3.5度46インチ
RX SUNRISE RED67g3.6度46インチ
RX ULTRA BLACK62g3.9度46インチ
RX PURE BLUE64g3.9度46インチ

製品長は組み上げたクラブの長さではない。47インチのG7・PUNCHを、その長さのまま使う必要があるという意味でもない。カット前重量は同じ完成長でのシャフト重量とも異なる。

4Uは先行発表資料と現行の公式過去一覧で一部の重量・トルクが違うため、この表は過去一覧に揃えた。11とDAAASは2024年公式カタログを確認して補った。手元の中古品がどの仕様かは、ラベルや現物で確かめたい。

RX公式の重量公差は±3g。モデル名の5・6も実重量そのものではない。トルクが同じでも、曲げ剛性の分布や重心は違うので、同じ振り心地になるわけではない。

今の一本から替えるなら、この比較が面白い

買い替えを決める表ではなく、打ち比べる組み合わせ
今のモデルと不満比較したい相手差を感じたい場所
3の手元は好きだが、先が戻らず右へ出る4U手元の間を残しながら、先の戻りが増すか
5GoGoの左への安心感は好き。でももう少しつかめたい6☆/CoooL先が動く助けと、左ミスの増え方
G7が当たり際に走りすぎるPUNCH加速感より、切り返しの間で打点を揃えられるか
The ATTASの先が少し頼りないV2しなりは残し、当たり際だけ締まるか
V2の手元が重く硬く感じるPURE BLUE切り返しから自然に動かせるか
KINGの走りは好きだが、当たりにばらつきがあるSUNRISE RED先の加速を使いながら、打点と左右が揃うか
DAAAS側の感触が好きだが、高さも欲しいULTRA BLACK手元のしなりとキャリーを両立できるか

たとえばPUNCHの次にKINGを試すなら、同じメーカーの新作を確認するというより、先に仕事をさせる振り方も合うかを試す比較になる。このくらい目的が違うなら、今の一本を手元に残して交互に打つほうが分かりやすい。

MagicalとSPEEDは、主系列とは別の軽量候補

ATTASという名前には、超軽量のMagical ATTASやATTAS SPEED、FW・UT・アイアン向けもある。今回は初代からRXまでのドライバー用主系列を比べた。軽さを大きく変えたいなら、主系列の新旧だけを行き来せず、これらを別の候補として考えたい。

ただし、超軽量モデルをKINGやV2と硬さ表示だけで横並びにはしない。総重量や長さが大きく変わる比較は、振り心地だけでなく打点と振り切りやすさから見直したい。

中古では色より、正式型番と組み方を見たい

初代ATTASとThe ATTAS、6☆とG7、The ATTASとV2は別モデル。限定色や中古店の略称だけで世代を判断せず、シャフトに印字された正式名・重量番号・フレックスを確認する。

同じ6Sを買い直しても、完成長やチップカット、ヘッド重量、スリーブ、グリップが違えば感触は変わる。抜き差し歴や先端の状態が不明な中古は、値段の前に組める長さと現物の状態を確認したい。

原試打は、使ったヘッドも一緒に読む

本文で参照した主な試打条件。確認できない条件は補っていない
モデル確認した条件比較上の注意
初代i15・9.5度/6S/45.25インチ(ヒールエンド法)純正Rとの比較はロフトも異なるクラブ全体の試打
4UR11/6S・6R同一記事内の硬さ比較
G7915 D3・10.5度/6S高めのロフトも弾道に関係する
PUNCHG30・10.5度/5S・6S同じモデルでも重量が異なる
CoooLGBBエピック サブゼロ・9度/6Sつかまりを抑えたヘッドとの組み合わせ
DAAASG410 LST・9度/5SX・6X重量と硬さの両方が違う
RX REDG440 MAX/5S/45.5インチ/ヘッド202g(スリーブ込み)3球の試打。全打者の平均ではない
RX BLACK西田プロ5Sなど、プロとアマの試打本文でヘッド型番を特定できず、推測しない
RX BLUE石井プロ/Qi4D・10.5度/5S掲載データは2球。V2との同条件平均比較ではない

T2・3・5GoGo・6☆なども原試打の評価を参照しているが、確認できない完成長やヘッドを想像で揃えていない。別の記事の飛距離を並べて、どの世代が一番飛ぶかを決める資料には使わない。

最初の純正を残して、球の散らばりまで比べる

今の純正が打ちやすいなら、それを基準に始めたい。カスタムに替える前に、左が怖いのか、右へ残るのか、球が上がらないのかを決める。良い当たり一球の飛距離より、普段の振り方で何が揃わないかを見たほうが選びやすい。

同じヘッドと設定、なるべく同じ完成長で、今の一本と候補を交互に打つ。最初は同じくらいの実重量で性格を比べ、その次に軽くする・硬さを変える。切り返しで急がなくて済むか、最後にヘッドを返しにいかなくて済むかを、打点と左右の曲がりと一緒に確かめたい。

一番強く振った球が良くても、少し緩めた球が全部右へ抜けるなら迷う理由が残る。逆に気持ちよく走っても、力んだ一球で大きく左へ行くなら、それも選ぶときの大事な材料になる。

よくある疑問

全部同じ中調子ではない?

旧モデルは公式表で中調子が多いが、原試打では手元のしなり量や先の戻りが大きく違う。KINGとRX REDは先、RX BLACKは元、RX BLUEは中調子。

初代ATTASとThe ATTASは同じ?

別モデル。The ATTASは2018年の10代目で、初代は2009年のモデル。

5GoGoと6☆の違いは?

原試打では5GoGoは先を抑えて左に行きにくく、6☆は全体のしなりと先の動きでつかまえやすい。

G7とPUNCHの違いは?

G7は手元で粘って当たり際に走る感触、PUNCHは手元で間を作って先の動きを抑える感触を比較したい。

CoooLは急に先が走る?

6Sの原試打は意外に穏やかな全体しなりと評価。重量や硬さで感触が変わるので一括りにしない。

The ATTASからV2で何が変わる?

メーカーはトルクを絞り、先端剛性を少し高めたと説明。初代The ATTASの素直なしなりを残し、先の挙動を落ち着かせる狙い。

DAAASとKINGは似ている?

DAAASは手元でためて先の動きを抑える側、KINGは先の加速とつかまりを狙う側。連続した世代でも性格が違う。

KINGとRX REDは同じ?

どちらも走り・つかまりを狙うが、RX REDは先端を少し締めて当たり際の安定も求める設計。

RX BLACKは必ずフェードになる?

ならない。左を抑える位置づけでも、原試打には曲がりの小さいドローが出た例がある。

V2とRX BLUEの違いは?

設計者はRX BLUEをThe ATTASとV2の間くらいと説明。石井プロはV2より手元の硬さや重さが少なく、少し走ると評価した。

同じ6Sなら重さも同じ?

公式公表値でも初代68g、V2は66g、RX BLACKは62g。カット前の製品長もモデルによって違う。

一律にSよりXを選ぶべき?

全世代共通にはしない。重量・長さ・ヘッドと、自分がしなりを使えるかを一緒に確認する。

一番飛ぶATTASはどれ?

原試打の打ち手・ヘッド・条件が違うので順位は付けられない。今の一本で失っている高さやつかまりを補えるかから比べたい。

最新は何?

2026年10月29日の確認では、主系列はRX第3弾のPURE BLUEまで。超軽量のSPEEDなどは別のラインとして扱う。

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