芝種・品種分類
ゴルフ場の芝の草種と品種は、どう違う?
草種は植物分類上の「種」にあたる単位で、品種は一般に、その草種の中で特定の性質を持つよう選抜・維持される栽培品種です。たとえば、クリーピングベントグラスが草種、007がその品種です。商品名や商標、グリーン用・フェアウェイ用といった用途は、草種や品種とは別の軸です。
ゴルフ場の芝を見るときは、「草種」「品種」「商品名・商標」「種子製品の中身」「使う場所」を分けると混乱しにくくなります。
草種は、クリーピングベントグラスのような植物分類上の種類です。品種は、その草種の中から病気への強さ、低い刈高への適応、色や密度など特定の性質を持つものとして選抜され、その性質を保つよう増殖・維持される栽培品種です。007はクリーピングベントグラスの品種の一つです。
一方、商品名や商標は品種名と同じとは限りません。種子製品も、同じ草種の複数品種を混ぜたものや、複数の草種を組み合わせたものがあります。そのため、袋やカタログの商品名だけを見て「この芝はこの品種」と決めるのは危険です。
また、グリーン、ティー、フェアウェイ、ラフといった呼び方は芝の分類ではなく、コース上の用途です。同じ草種や品種でも、気候や管理条件によって使われる場所や評価は変わります。
実際に芝を確認するときは、種子袋・仕様書・管理記録で、①草種名、②品種名、③複数品種や複数草種の配合、④用途を順に見ます。「ベント」のような現場の呼び名だけでは、厳密な草種や品種まで分からない場合があります。品種名が分かっても、「この品種だから必ず速い」「必ず病気に強い」と決めず、試験された地域や刈高、水分、気候、管理条件まで合わせて判断するのが安全です。
ゴルフ百科事典へ
最終更新