視線・クワイエットアイ
パットでは、打つ前にボールを長く見つめるほど入る?
長いほど良いとは言えません。パッティングでは、打つ前からボール付近へ安定して視線を置く「クワイエットアイ」が保持・転移やプレッシャー下の成績に役立つ研究がありますが、熟練者では成功・失敗で注視時間が変わらない研究もあり、単純に秒数を延ばすこと自体が目的ではありません。
長いほど良いとは言えません。ゴルフで視線研究が最も多いのはパッティングで、打つ前からボール付近へ視線を安定させ、ストローク開始後もしばらく保つ「クワイエットアイ」が研究されています。
2024年のゴルフ運動学習の系統的レビューでは、クワイエットアイ練習を扱った3研究で、通常の技術指導などと比べて保持・転移テストの成績が良かったと整理されています。別の2024年研究でも、ジュニア選手は2週間のクワイエットアイ練習後、プレッシャー下のパット成績が改善しました。
ただし「長く見れば見るほど入る」とは言えません。平均ハンデがプラスの熟練者を調べた2024年研究では、成功パットと失敗パットで平均のクワイエットアイ時間に差がありませんでした。重要なのは秒数だけでなく、課題に必要な場所へ視線を安定させ、余計な視線移動を減らすことです。なお、この根拠の中心はパッティングで、ドライバーやアイアンへ同じ秒数をそのまま当てはめる根拠は不足しています。
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