プレショットルーティン・実行準備
プレショットルーティンは、毎回まったく同じにするほどショットが安定する?
ルーティンを持つことは役立ちますが、毎回まったく同じ秒数・手順に固定するほど良いとは言えません。大事なのは、狙いを決めて注意を実行へ移す核を再現しつつ、距離・ライ・難度・緊張に応じて必要な時間を調整できることです。
毎回まったく同じにする必要はありません。プレショットルーティン自体には、注意を課題へ向け、余計な考えを減らし、実行へ入りやすくする効果が期待できます。スポーツ全般のメタ分析でも、ルーティン介入は通常時だけでなくプレッシャー下でもパフォーマンスを改善する傾向が確認されています。
一方で、「秒数や動作数まで完全固定すればするほど良い」とする根拠は弱いです。国際大会のキック動作を調べた研究では、難度やプレッシャーに応じて準備時間が変わり、時間の一貫性が高い選手ほど成績が良いとは限りませんでした。ゴルフのコース上でも、ショット種類によってルーティン時間が変わる例があります。
実用上は、狙いを決める→必要な確認をする→迷いを打ち切る→構えて打つ、という自分の核を持ちます。そのうえで、難しいライや風、重要な一打では確認時間が少し変わっても問題ありません。安定させたいのは「秒数」そのものより、打つ直前に判断を終えて実行へ移る流れです。
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