ゴルフ百科事典

18ホールを歩いた後の食事は、たんぱく質を意識した方が回復しやすい?

ラウンド後・回復食

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まず答え

意識する価値はあります。運動後のたんぱく質摂取は筋たんぱく質の合成を高める研究があります。ただし、たんぱく質だけでや筋肉痛が必ず早く消えるわけではありません。ラウンド後は炭水化物、水分・電解質も含めて食事全体で回復を考えます。

詳しい解説

18ホールを歩いた後は、たんぱく質を含む食事を取る意味があります。長時間運動後の回復研究では、運動後にたんぱく質を摂ると、筋肉の修復や適応に関わる筋たんぱく質合成が高まることが確認されています。

Rowlandsらの無作為化クロスオーバー試験では、持久運動後にたんぱく質とロイシンを含む栄養を摂った条件で、炭水化物中心の対照条件より筋原線維たんぱく質の合成率が高まりました。別の無作為化試験でも、持久運動後に炭水化物と一緒にたんぱく質を摂ると、摂取量に応じて全身のたんぱく質収支が改善し、30gのたんぱく質で筋原線維たんぱく質合成が最大化したと報告されています。

ただし、「ラウンド後にたんぱく質を取れば疲労や筋肉痛がすぐ軽くなる」とまでは言えません。65歳以上の成人が3日間、1日平均32〜33kmを歩いた無作為化二重盲検試験では、たんぱく質補給をしても、筋損傷指標、筋肉痛、疲労に明確な改善は確認されませんでした。たんぱく質が筋たんぱく質合成を助けることと、体感疲労がすぐ消えることは別です。

実用上は、ラウンド後の食事で肉、魚、卵、乳製品、大豆食品などのたんぱく源を一品入れます。同時に、次の運動へ向けたエネルギー補充のための炭水化物と、汗で失った水分・電解質も補います。たんぱく質だけを追加して食事全体を置き換える必要はありません。

なお、ここで使った直接研究は自転車などの持久運動や長距離歩行が中心で、18ホールのゴルフ後だけを対象にした比較試験ではありません。そのため「ゴルフ後は必ず何g」という固定処方ではなく、運動後の回復食としてたんぱく質を含める根拠として扱うのが適切です。