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日陰のグリーンは、刈高を少し上げると芝を守りやすい?

芝草生理・光環境/刈高

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まず答え

はい。光が不足する場所では、を少し上げて葉の面積を増やすと、限られた光を受けて光合成しやすくなり、芝の密度や回復力を保つ助けになります。ただし上げ幅は・光量・転がりとのバランスで決め、日陰そのものが強すぎる場合は刈高調整だけでは解決できません。

詳しい解説

日陰では芝が受け取れる光の量が減るため、同じ刈高・同じ管理でも日なたより生育と回復が遅くなりやすくなります。特にパッティンググリーンはもともと非常に低く刈られ、光合成に使える葉の面積が少ないため、光不足の影響が表れやすい場所です。

葉面積を大きく失うと光合成に使える部分が減り、根の維持や損傷の回復に使う余力へ影響します。ただし適する刈高は芝種・品種や季節・光環境などで異なります。図は葉を単純化した面積比較で、刈高の推奨値や根量の変化を予測しません。

USGAは、日陰で弱ったパッティンググリーンの対策として、刈高をわずかに上げる方法を挙げています。葉を少し長く残すと光を受ける面積が増え、光合成で作れる炭水化物を確保しやすくなります。日陰では根が浅くなったりが低下したり、交通からの回復が遅くなったりするため、葉を極端に短く保ち続ける負担を減らす意味があります。

実際にUSGAが紹介したウルトラドワーフ・の研究でも、日陰条件で刈高を上げると芝質が改善し、成長調整剤との組み合わせで低光量への耐性が高まった例があります。また、別のUSGA記事では、日陰側ではエアレーション穴の回復が日なた側より明らかに遅い事例が示されています。

一方、刈高を上げれば日陰問題がすべて解決するわけではありません。光が極端に不足していれば、樹木の剪定・除去、芝種や品種の見直し、交通分散など別の対策が必要です。また刈高を上げると転がりが遅くなる方向に働くため、軽い、ブラッシング、などを使ってプレー品質とのバランスを取ることがあります。

したがって、日陰のグリーンでは『いつもと同じ低さを守る』より、実際の光量、芝の密度、根、回復速度、転がりを見ながら刈高を少し緩める方が芝を守りやすい場合があります。固定の上げ幅を全国共通で当てはめるのではなく、そのグリーンの光環境と芝種に合わせて調整します。