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ギア/シャフト 調査・執筆 公開

クロカゲ歴代比較

XT・XM・XD、重量・硬さで変わる振り心地と球筋

XDの50Xでも、手元のしなりを感じて合わせやすい。ところが同じ試打で、強く振ると60Sでも先の走りが気になった人がいる。MEN’S EXの鶴原弘高氏と奥嶋誠昭プロの比較は、同じXDでも、振り方とスペックで感触が変わった例だ。

XT・XM・XDの違いに加え、軽いXと重いS、同じ60のSRとS、70・80g台まで掘り下げる。XMの50g台追加、2024年BEAMS GOLF版XT、海外Black・Silver・DC TiNiの識別も残した。

国内ドライバー用XT・XM・XDを中心に、メーカー発売資料39仕様と公式の実物写真4点を掲載。記名試打・メーカー企画・編集部の試打候補を区別しています。海外モデルは確認できた仕様の識別まで。球筋は各試打者の結果で、GOLF DNA自身の実打ではありません。

「クロカゲは硬い」で片づけると、XMを見落とす

60Sが振りにくかったから50Sへ軽くする。同じ60のままSRへ替える。この2つは、手に残る重さと切り返しのしなりを違う方向から探す方法だ。XDには50Rから80TXまであり、XT・XMにも複数の重量と硬さが用意されている。

先にXT・XM・XDの戻り方を比べ、そのあと重さと硬さを合わせたい。強く振らないとしならないのか、重さが負担で最後まで振れないのか。今のクラブで困る場面を決めると、次に試す一本を選びやすくなる。

国内の主役はXT・XM・XD。2024年にはXTが復刻した

国内市販モデルの並び
登場時期モデル比べる理由
2015年春XT手元を少し使い、中間から先を強くする
2015年秋XM全体のしなりと、高さ・つかまりを足す
2018年3月XDXTの流れで、先端のTiNiを2層にする
2024年5月XT BEAMS GOLFXTの復刻。50/60/70のS・X、3色のデザイン

XTの国内発売資料は2015年3月、XMは同年の秋。2018年のXDはXT側の更新なので、XMの球の上がりやすさをそのまま引き継ぐモデルとして選ばない。

2024年の緑・白・黒のXTは、BEAMS GOLFがデザインした数量限定の復刻。発売年が新しいからXDより後の新設計、と考えると選び方がずれる。

振り心地と球筋を先に比べる

原試打から見る3本の違い|ヘッド・重量まで同一の順位表ではありません
モデル切り返しから当たり際比べたい球筋
XT手元の小さなしなりから、シャープに戻る低めに強く出るか。右に残りすぎないか
XM手元から中間をやや大きく、穏やかに使う高さとつかまりを足せるか。スピンが増えすぎないか
XD手元でしなりを感じ、中間は強く戻る先が暴れず低スピンを保てるか。キャリーを失わないか

まず、今の球に高さとつかまりを足したいのか、当たり際の動きを減らしたいのかを決める。XMの戻りで楽に上がる人もいれば、XTやXDの小さな動きで打点を揃えやすくなる人もいる。以下では、使った重量と硬さが分かる試打を見ていく。

XT|しなりを大きく使わず、強く振り抜きたい

KURO KAGE XTのメーカー公式製品写真
2015年XTの公式発売資料から。Silver TiNiなども銀色なので、この配色だけで型番を決めない。

XTは小さなしなりから鋭く戻るタイプ。手元調子でも、トップで大きく曲がるのを待つより、切り返しの小さな手応えを使って振り抜く感触が評されている。

R15 460にXT60Sを45.5インチで組んだマーク金井氏は、手元のたわみが小さく、中間から先も大きく動かないと評価。低めの打ち出しと少ないスピンで、強く振っても上へふくらみにくい球だったという。

XT60のSR・S・X、70のS・X・TX|重さで間を作る選び方

2015年5月21日のGOLF報知で、鈴木憲夫記者はクロカゲ60Sから70Sへ替え、トップで間を取りやすく、手元側からヘッドが加速する感触を得たと述べている。70TXも試したが、記事にヘッドと完成長の記載はない。

国内XTの発売仕様。比べたい点は編集部の試打候補
重量帯硬さ・未カット重量確かめる感触と球
XT60SR62.0/S63.0/X66.0g重さを大きく変えず、切り返しと戻りを合わせる
XT70S71.0/X73.0/TX74.0g重さで間が作れるか。強振でも高さと方向を保てるか
XT80S80.0/X83.0g最後まで振り切れるか。重さで低く右へ抜けないか

メーカー企画の山口滿氏も、80g台を振れたうえで、18ホールの安定感なら70g台という感想を残した。TXは少しハードに感じたという。打てた一球と、ラウンドを通して振り切れる重さは分けて考えたい。

XM|切り返しでしなりを感じ、球をもう少し上げたい

KURO KAGE XMのメーカー公式製品写真
XMの公式写真はXM60 FLEX-Sの表示が見える。XTの上位版ではなく、高さとつかまりを加えた別の選択肢。

XMは、XTより手元から中間のしなりを感じやすく、高さとつかまりを加えた系統。グローレF・45.5インチのXM60Sを打ったマーク金井氏は、穏やかなしなりと先の戻りを感じ、XTより打ち出しが高くなったと評している。

2015年の発売資料は60・70・80だったが、2016年2月にはXM50のSR・S・Xが追加された。60Sでしなる場所は合うものの重さが負担なら、50g台を比べる余地がある。

同じXMが「手元寄り」「先中」に感じられた理由

J815・9.5度にXM60Sを入れたGDOの試打では、ツルさんは先中調子のように感じ、球を上げてつかまえる助けを得た。普段スピンが少ない本人には、スピンが多く入った例でもある。ミーやんもXTより楽に振れると評価している。

公式の表記はMID。同じ60Sでも、打ち手とヘッドが変われば、どこを強く感じるかや高さは変わる。先の戻りを助けにできているか、左へ返しすぎたり上に吹けたりしていないかを球で確かめたい。

XM50・60のSR/S/X|しなる感触を残して軽くする

永井延宏プロのXM60S試打では、しなりながらも芯があり、タメから解放する動きを想像しやすいと評価された。重いシャフトでタイミングを感じる案も挙げているが、これはフィッティングの助言で、70・80の実打結果ではない。

XMの発売資料。50は2016年追加時の仕様
重量帯硬さ・未カット重量比べたい点
XM50SR53.0/S55.0/X58.0g60g台の重さが負担なら、軽く振っても高さと打点が揃うか
XM60SR62.0/S63.0/X66.0g重さは合うがしなりが足りないならSR。戻りが大きいならXも並べる
XM70S72.0/X75.0/TX76.0g重さで間を作れるか。切り返しから当たり際まで待ちすぎないか
XM80S81.0/X84.0g体の回転を止めず、高さとキャリーを残せるか

XM50Xは58.0g、60SRは62.0gで4.0g差。軽いXを選ぶか、重さを残すSRを選ぶかを比べられる。XMの滑らかさが好きなら、重いから別モデルへ替える前に同じXMの中で探す方法がある。

XD|手元では間を取りたい。でも先は動きすぎてほしくない

KURO KAGE XDのメーカー公式製品写真
XDの公式発売資料から抽出した製品写真。国内XDと海外のDC TiNiは、2層という説明だけで同じ型番にはできない。

XDは手元でしなりを感じながら、先端の動きを落ち着かせた系統。先端のTiNiを2層にした設計と、50g台から選べる幅が特徴になる。

M4表示9.5度・45.5インチのXD50Sを打ったマーク金井氏は、手元のしなりと中間の鋭い戻りを感じた。先の動きは控えめで、本人にはXTより右へのミスが出にくかったという。XT60Sを打った別の試打とは重量もヘッドも違う。

XD50Rと60S|全体のしなりと、小さなたわみの違い

GEWで永井延宏プロが打ったのはXD50Rと60S。50Rは中間だけが折れるような感触が少なく、全体がしなると評価した。60Sではたわみが小さくなっても、戻るタイミングは近く、動きは滑らかだったという。

永井プロの試打。ヘッド・完成長は掲載本文で未確認
仕様未カット重量感触・球筋の評価
XD50R54.0g全体のしなりと軽快さ。軽量でも中間が頼りなく折れる感触は少ない
XD60S64.5gたわみが小さく、戻りは滑らか。本人は低スピンの球を評価

重量差は未カットで10.5g。RとSも違うため、この試打から重さだけの効果を切り出さない。60g台を振り切れなくなったとき、50Rを含めて戻りのリズムを比べられる例として読む。

XD50Xと60S|軽いXでも手元は使える。強振すると先の動きが変わる

2018年4月16日のMEN’S EXは、M3に50Xと60Sを用意して、奥嶋誠昭プロと鶴原弘高氏が試打。鶴原氏は50Xでも手元のしなりを感じ、軽さを使って振り抜きやすかったと評した。

原試打の感想と、次に選ぶ候補を区別しています
打ち手・仕様未カット重量感じた違い
鶴原弘高・XD50X61.5g手元のしなりで合わせやすく、弾道が落ち着いた
奥嶋誠昭・50X/60S61.5g/64.5g普通に振るとよいが、強振時は先の走りが出て安定しにくい
奥嶋プロが挙げた60X/TX67.0g/68.0gフレックスを上げる選択候補。掲載された試打結果とはしない

50Xと60Sの重量差は3.0g。50Xが50g台とは限らず、実際には61.5gある。「軽硬なら50X」の言葉だけで買わず、今のクラブに近い重さかも確かめたい。

XTからXDへ。変えたいのは硬さか、当たり際の落ち着きか

XTとXDを並べるときの見方
今のXTの状態XDで見たいこと一緒に確認すること
左を気にせず打てる同じ安心感のまま、芯に当てやすいか完成長・ヘッド重量・スリーブ位置
低く右へ抜ける手元のしなりをつかめるか同じ重量帯・硬さから試す
高く吹ける球が出るスピンだけでなく打点がそろうかフェース上下の打点とロフト
今の球も感触も良い替えることで本当に楽になるか発売年だけで買い替えない

XT60Sが63.0g、XD60Sが64.5g。重量は近いが、手元で感じるしなりと当たり際の戻りは、現物で確かめたい。先端のTiNiが2層になった説明だけで、シャフト全体が一段硬くなったとは決めない。

XMからXDへ。低スピンにした代わりに失うものも見る

XMで高さは出るがスピンが多いなら、XDで球の上がり方を比べたい。XM60Sの63.0gに近づける候補は、XD60SRの63.0gと60Sの64.5g。ここは編集部の試打候補で、同条件の比較結果ではない。

打ち出しとスピンが減ったときは、キャリーまで残っているかを見る。低く右へ抜ける球が増えるなら、XMの先の戻りがつかまりを助けていた可能性がある。いつもの振り方で左右の幅まで揃うかを比べたい。

60 SならXTとXMは同じ63g。でも同じ感触ではない

国内発売資料のカット前仕様|製品長はいずれも1168mm
モデル代表フレックス重量トルク公式の調子
XT60S63.0g4.0°HIGH
XM60S63.0g3.7°MID
XD50S58.0g5.5°HIGH
XD60S64.5g3.5°HIGH
XT BEAMS GOLF 50S53.0g4.8°HIGH
XT BEAMS GOLF 60S63.0g4.0°HIGH

発売資料ではXT60SとXM60Sがともに63.0g。XD60Sは64.5g。重さが近くても、切り返しのしなりや先の戻りは違う。

50SでもXMは55.0g、XDは58.0g、復刻XTは53.0g。以下の数字はすべて1168mmの未カット値で、完成クラブの重さはヘッド、グリップ、長さでも変わる。

50g台のR・SR・S・X|XM・XD・復刻XTで重さが違う

50g台の発売資料。重量はすべて1168mmの未カット値
仕様重量比べたい理由
XM50SR/S/X53.0/55.0/58.0gXMのしなり方を保ちながら、60g台より軽く振りたい
XD50R/SR/S/X54.0/56.0/58.0/61.5g先の支えを感じながら、手元のしなりと戻りを合わせたい
復刻XT50S/X53.0/56.0gXT系の動きを50g台で試したい

XD50Sは58.0g、復刻XT50Sは53.0g。逆にXM50Xは58.0gでXD50Sと同じ重さになる。重さを揃えて動きを比べる候補だが、XとSを同じ硬さに換算する意味ではない。

XM50の表は2016年追加資料に載るSR・S・X。クラブメーカー用の別設定や、海外版を見つけた場合は、そのクラブ・年式の資料へ戻って照合する。

70・80g台とTX|低い球より、振り切って高さを出せるか

重い仕様でSからTXへ進むときの発売重量
モデル70S/X/TX80S/X/TX
XT71.0/73.0/74.0g80.0/83.0/—g
XM72.0/75.0/76.0g81.0/84.0/—g
XD71.5/74.0/75.0g81.5/84.0/85.0g

TXはSより少しだけ重い場合もある。XT70Sの71.0gからTXは74.0gで3.0g差。重さだけを見れば近いが、切り返しの手応えまで同じにはならない。

メーカー企画で山口氏がTXをハードに感じた例や、XDで奥嶋プロが強振時に硬さを上げたいと述べた例は、本人の振り方に合わせた選択だ。80TXなら必ず低スピンで安定する、といった全員共通の結果には広げない。

国内発売資料の39仕様|XT・XM・XD・復刻XTの重量とトルク

メーカーの発売・追加・復刻資料で確認できた39仕様を掲載。各欄は重量g/トルク度、長さはいずれも1168mm。ダッシュはこの発売資料に記載がない組み合わせ。生産期間全体の全設定や海外仕様を網羅する表ではない。

XT|HIGH・国内発売資料
重量帯RSRSXTX
60—62.0g/4.0°63.0g/4.0°66.0g/3.9°—
70——71.0g/3.5°73.0g/3.4°74.0g/3.2°
80——80.0g/3.1°83.0g/3.1°—
XM|MID・国内発売資料
重量帯RSRSXTX
50—53.0g/5.0°55.0g/4.9°58.0g/4.9°—
60—62.0g/3.7°63.0g/3.7°66.0g/3.6°—
70——72.0g/3.2°75.0g/3.1°76.0g/2.9°
80——81.0g/2.9°84.0g/2.9°—
XD|HIGH・国内発売資料
重量帯RSRSXTX
5054.0g/5.7°56.0g/5.6°58.0g/5.5°61.5g/5.5°—
60—63.0g/3.5°64.5g/3.5°67.0g/3.4°68.0g/3.4°
70——71.5g/3.0°74.0g/2.9°75.0g/2.9°
80——81.5g/3.0°84.0g/2.9°85.0g/2.9°
XT BEAMS|HIGH・国内発売資料
重量帯RSRSXTX
50——53.0g/4.8°56.0g/4.8°—
60——63.0g/4.0°66.0g/3.9°—
70——71.0g/3.5°73.0g/3.4°—

60Sから60SRか、50Xか。重さとしなりを別々に試す

重さは合っているのに切り返しでしなりを感じにくいなら、同じ重量帯のSRを並べる。重さが負担で振り切れないなら、50g台を並べる。軽くして硬くする50Xも、重さを残して軟らかくする60SRも、比較する理由がある。

編集部の試打候補。未カット重量を併記
今の一本・困り方次に並べる仕様見るところ
XT60Sは振れるが、切り返しで力むXT60SR 62.0g重さを残して、戻りを待ちやすくなるか
XM60Sが重く、最後まで振れないXM50S 55.0g/50X 58.0g軽くしても打点が揃い、高さが増えすぎないか
XD60Sが重いが、先の支えは欲しいXD50X 61.5g手元のしなりと振り抜きが合うか
XD60Sの重量は合うが、戻りを待ちにくいXD60SR 63.0g右へ残さず、いつもの力加減でつかまるか

XD50Xの61.5gと60SRの63.0gはわずか1.5g差。近い重さで手元のしなりと先の戻りを比べる候補になる。ただし、XとSRの文字から硬さの順序をそのまま作らない。

2024年の緑・白・黒はXTの復刻。新しいXDではない

BEAMS GOLF復刻クロカゲXT50 Sの公式実物写真
アルペンの2024年発売資料に載る緑の復刻XT。写真の表示はXT50 FLEX-S。白・黒も同じシリーズの別デザイン。

BEAMS GOLF版は、旧XTを探している人向けの復刻。アルペンは旧XTが2020年12月に販売終了し、2024年5月24日にオリジナルデザインで発売すると案内した。

50・60・70のS/Xを用意し、緑・白・黒の3デザイン。60Sの63.0g、70Sの71.0gなどは旧XTの発売資料と一致する。色で球筋を分けたシリーズではない。現在の在庫や試打可否は店舗ごとに確認したい。

Silver・Black・DC TiNiを、XT・XM・XDの別名にしない

海外メーカー資料に載る別モデルの例
資料・モデル当時の球筋分類国内モデルとの区別
2016年 Black TiNi 50 SHigh/Mid-HighXT50の別名ではない
2016年 Black TiNi 60 SHigh/Mid50 Sとは先端剛性の分類も違う
2016年 Silver TiNi 60 SMid-High/Low-Mid銀色でも国内XT60 Sへ読み替えない
2017年 DC TiNi 60 SMid/Mid2層の名前だけでXD60 Sにはしない

表はTaylorMadeの当時のLaunch/Spin分類。Black TiNi 50Sの先端はSoft、60SはMidと記載されており、同じBlackでも重量帯で分類が違う。

海外品は末尾のTiNi/DC、重量、年式、ウッド・FW・UTの用途まで照合する。ここに載せた分類は、国内XT・XM・XDと同じヘッドで測った球筋の順位ではない。

クラブに最初から付いていたかより、正式な型番を見る

メーカーのカスタム注文で市販品を選んだものと、クラブ向け専用シャフトを区別する。中古の商品名が「クロカゲ60S」だけなら、XT・XM・XD・Silver・DCのどれかは確認できない。

モデル名・重量・フレックスの接写と、シャフト全体の写真を見たい。海外表には70FWや80HYもあり、銀と黒の配色やスリーブのメーカーだけでは用途も決まらない。

左に行きにくいシャフトでも、左には曲がる

XT60Sを打ったマーク金井氏は、過度にインサイドからあおると左へ引っかける点も挙げている。先がしっかりしたシャフトでも、フェースや軌道の影響は球に出る。

左のミスを減らすためにXTやXDを試すなら、右への抜けとキャリーも一緒に残す。左が出なくなっても、右に低い球ばかり残るなら、コースで使いやすくなったとは言いにくい。

最初は今の純正を基準に、足したいものを一つ決める

最初に打ち比べる候補|GOLF DNAの提案
今の悩み候補試打で残したい条件
切り返しでしなりが分からず急ぐXM力まず球をつかまえ、高さを出せるか
先が動きすぎ、左を怖がるXT/XD右への抜けとキャリーが悪化しないか
XTが好きだが当たりにくい同じ重量帯のXD手元の間と先の落ち着きが両立するか
60g台を最後まで振れないXD50や復刻XT50軽くしても当たりと方向を保てるか
いまのXTで球がそろう今の一本を継続買い替えで解決したい悩みがあるか

まず今の純正や現用品を打ち、良い球と困る球を残す。候補を持ち替えたあとも普段の力加減で振り、しなりを出すために強く切り返したり、つかまえるために手を返し直したりしていないかを見る。

中古は型番の次に、長さと加工履歴を見る

同じXTに買い替えたのに重く感じるなら、完成長、グリップ重量、先端カット、スリーブ周りの加工を照合する。以前のヘッドとグリップも記録しておくと、組み方の違いを調べやすい。

50Sを探す場合もXM、XD、復刻XT、海外Black TiNiは別の候補。正式型番を確認したうえで、先端や接着部の傷・抜き差し跡を見る。

原試打は、どのヘッドで何を打ったかを残す

本文で使った主な原試打条件
原資料仕様・ヘッド比較の限界
マーク金井・XTXT60 S/R15 460/45.5インチXM・XDとはヘッドが異なる
マーク金井・XMXM60 S/グローレF/45.5インチXTとの全条件一致試験ではない
GDO 2人・XMXM60 S/J815 9.5度別の打ち手の数値からHSの境界を作らない
マーク金井・XDXD50 S/M4表示9.5度/45.5インチXT・XMの60 Sと重量が違う
GEW・永井延宏XD50 Rと60 S/ヘッド条件は掲載文で未確認重量と硬さの効果を分離しない
Diamania・メーカー企画XT60 SR・60 S・70 Xなど、ヘッドも異なる広告企画。全員が同じ一本を打った比較ではない
MEN’S EX・奥嶋/鶴原XD50X・60S/M3/2018年4月16日60X/TXは候補。ロフトと完成長は本文で未確認
GOLF報知・鈴木憲夫2015年5月21日、クロカゲ60S・70S・70TX国内XT発売期の記事。ヘッドと完成長は本文で未確認
GEW・永井延宏XM60S/ヘッド条件は本文で未確認重い仕様の提案を、実打結果に読み替えない

感触と球筋は各試打者のもの。メーカー説明、メーカー企画、独立した記名試打、編集部の次の試打候補を明示した。異なるヘッドや長さの計測値から飛距離の増減は計算していない。

振り抜けた一球と、力んだ一球を比べる

同じヘッドと完成長で、現用品と候補を交互に打つ。軽く振った球と、しっかり振った球を残し、打点・打ち出す高さ・左右の曲がり幅を比べたい。

XT70Sで重さを感じたほうが間を作れるのか、XD50Xなら軽く振り切れるのか。前半のナイスショットに加えて、終盤も同じリズムで振れて球を揃えられるかを見る。

よくある疑問

XT・XM・XDは発売順に選べばいい?

XTとXMは2015年、XDは2018年。XMは高さとつかまりを加えた別方向で、XDはXT側の更新。新しさだけでは合うモデルは決まらない。

XTは元調子だから柔らかく粘る?

原試打のXT60 Sは手元のしなり幅が小さく、戻りが鋭いという評価。調子だけで、ゆっくり大きく粘る感触とは決められない。

XMは何が違う?

XTより大きく穏やかなしなりと、先の動きによる高さ・つかまりを感じた原試打がある。別の打ち手にはスピンが多く入った例もあり、全員に同じ球筋は保証できない。

XDはXTより柔らかい?

XD50 Sを打った原試打ではXTよりソフトな印象とされたが、XT60 Sと重量が異なる。同じ重量・硬さの現物を比べたい。

TiNiが2層なら全体も硬い?

先端に使う材料の構成と、手元で感じるしなりは同じ指標ではない。2層という説明だけで全体の硬さやタイミングを決めない。

低スピンなら誰でも飛ぶ?

高さとキャリーが足りているかも必要。低く右へ弱い球が続くなら、さらにスピンを減らす方向が合うとは限らない。

同じ60 Sなら同じ重さ?

発売資料ではXT60 SとXM60 Sは63g、XD60 Sは64.5g。いずれもカット前の公表値で、完成クラブの重量は組み方も関係する。

2024年のBEAMS GOLF版は新世代?

XTの復刻として発表された数量限定品。50/60/70のSとX、緑・白・黒の3デザインがあり、色ごとの別弾道シリーズではない。

Silver TiNiやDC TiNiは国内XTやXDと同じ?

同じ名称ではない。海外の当時の仕様表にも別々に掲載され、DC TiNi 60の先端剛性分類はMid。TiNiや2層の共通点だけで同一製品にはできない。

Blackならどの重量も同じ性格?

2016年海外公式表ではBlack TiNi 50 Sの先端はSoft、60 SはMid。色だけで重量帯や世代の違いを消さない。

純正に付いていたクロカゲは全部別物?

メーカーのカスタム選択で装着した市販品と、クラブ向け専用品を区別する。純正という言葉だけで判断せず、正式な型番・年式・仕様表を照合したい。

中古で最初に見るところは?

XT・XM・XD・Silverなどの正式型番と重量・フレックス。そのあと完成長、グリップ、先端加工、傷やスリーブ周りの状態を確認する。

XD50Xは何g?

発売資料では61.5g。XD60Sは64.5gなので差は3.0g。「50」という型番を、そのまま50gちょうどの意味で読まない。

XD50Xと60SRは重さが近い?

未カットで61.5gと63.0g、差は1.5g。近い重さでしなりや戻りを比べる候補になるが、XとSRを同じ硬さに換算はしない。

XD50Rと60Sの振り心地は?

永井プロは50Rで全体のしなり、60Sで小さなたわみと滑らかな戻りを評価。重さも硬さも違う試打で、重量単独の差とはしない。

XMにも50g台はある?

2016年2月13日発売予定の追加資料にXM50のSR53.0g・S55.0g・X58.0gが載る。2015年当初の60・70・80に加わった。

XT60SからSRへ替えるとどれくらい軽くなる?

発売資料はS63.0g、SR62.0gで1.0g差。重さを大きく変えず、しなりを比べる候補になる。

XD50Sと復刻XT50Sは同じ重さ?

XD50Sは58.0g、復刻XT50Sは53.0g。どちらも1168mmの未カット重量で5.0g差がある。

XM60Xは何g?

2015年のメーカー発売資料では66.0g・3.6度。この表では発売資料の値を採用し、違う販売店表の数値を混ぜていない。

XT80にTXはある?

今回確認した2015年国内発売資料のXT80はSとX。XT70にはTX、XD80にはTXが載る。地域や年式の違う仕様を追加する場合は、その公式資料へ戻って照合する。

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