施肥・窒素管理
グリーンは、肥料を多く入れるほど良くなる?
いいえ。芝に必要な肥料は欠かせませんが、多すぎるほど良くなるわけではありません。特に窒素を過剰に入れると葉の伸びが増え、有機物がたまりやすくなり、グリーンの速さ・硬さを保ちにくく、病害や管理負担も増えます。目標は濃い緑ではなく、芝が健康に回復できる必要量です。
いいえ。グリーンの芝には肥料が必要ですが、「多いほど健康で良いグリーンになる」という関係ではありません。
特に影響が大きいのが窒素です。窒素は葉の生育や傷からの回復に必要で、足りなければ芝の密度や回復力が落ちます。一方、必要量を超えると葉が過剰に伸び、刈りかすや根・茎などの有機物が表面近くへたまりやすくなります。
有機物が増えすぎると水を抱えやすい柔らかな層ができ、狙ったグリーンの硬さや転がりを維持しにくくなります。刈込みや目砂などの作業量も増え、暑い時期には水分消費や病害への弱さが増すことがあります。濃い緑色になって見栄えが良くても、プレー性能まで良くなったとは限りません。
逆に、肥料を極端に減らせば良いわけでもありません。芝が薄くなり、ボールマークや踏圧から回復しにくくなるためです。必要量はベントグラス、ポアナなど芝種で違い、季節、気温、日照、プレー量、根域の状態でも変わります。
そのため管理者は、色だけではなく生育量や刈りかす量、芝の密度、傷の回復、季節や天候を見ながら窒素量を調整します。リンやカリウムなど他の養分は土壌分析も使って不足を判断します。良い施肥は「たくさん与えること」ではなく、健康とプレー性能を保てる必要量へ合わせることです。
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